香港からボーイング社製の高速水中翼船「TurboJet」に乗って、マカオへ。
TurboJetの船内で、朝食をいただきます。
フレンチトーストみたいなサンドイッチと飲み物。
[バナナみたいに見えるけど、サンドイッチでございます。割りとうまい。]
1時間くらいで、マカオに到着しました。
TurboJetは快適な船旅でしたよ。全席指定です。
香港、マカオ、珠海市を結ぶ海上橋「港珠澳大橋」は、まだ運用されていないようです。
[澳門(マカオ)につきました]
[乗ってきたTurboJet(水中翼船)]
マカオでは、パスポートでの入国審査があります。
「中華人民共和国マカオ特別行政区」だからです。
[入国審査(この先は写真撮影不可です)]
中国なんですが、やはり一国二制度のため、別の国の扱いなんですね。
マカオを国と考えると、今回で、
カナダ、アメリカ(シアトル)、オーストラリア、ニュージーランド、フランス(ニューカレドニア)、台湾(3回)、マレーシア(2回)、カンボジア、シンガポール、アメリカ(ハワイ)、ベトナム、インドネシア、フィンランド、エストニア、香港、マカオ・・・15か国目に入国です!
目指せ!190ヵ国!
今まで行った国で好きな国は、台湾とフィンランド。リピートしたいのはシンガポールとハワイかな。
強烈だったのはカンボジアですかね。
・2017年 フィンランド
・2014年 シンガポール
・2014年 カンボジア
・2014年 ハワイ
台湾とフィンランドは親切で日本人に対する差別が無かったので、よかったです。
フィンランド人は、ウラル語族系でアジアの血が混じっているからか、どことなく、アジア的な顔つきで、親近感わきますね。
逆に、それ以外の欧米はなんらかのアジア人に対する偏見や差別を感じる場面が必ずあります。白豪主義ってやつですかね。
まぁ、もう慣れっこですけど。
到着して早々、湿気がひどいのか、カメラのレンズがすぐに曇ります。
[レンズが曇る曇る]
ここは旧ポルトガル領、マカオの地。
いまでも広東語とポルトガル語は公用語のため、街のいたるところの表記が、広東語とポルトガル語が併記されていました。
[道路の表示が、ポルトガル語に!]
早速、旧ポルトガル領のおもかげを残すセナド広場にいきました。
今回、効率よく回るために現地のツアーを活用。
ツアーガイドは女性でした。
「私ね、ガイドね。車優先ね。そのまま歩くとひかれるあるね。
私、名前覚えられないね。 ○○さん(=私の名前)は5番ね。
呼ぶとき、番号で呼ぶから、覚えておいてね。わかった?」
・・・・俺は囚人か?(w
まあ、香港もマカオも、女性は無愛想です。
気を取り直して、世界遺産散策に参りますか。
〇世界遺産・聖ポール天主堂跡
聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊, Ruínas da Antiga Catedral de São Paulo)は17世紀の聖堂の跡地です。
1582年から1602年にイエズス会士によって建築されました。
イエズス会といえば、フランシスコ・ザビエルですよね。
当時、ザビエルはこの地を拠点に布教活動をしていました。
長崎との往来もしていました。マカオが栄えていた時代です。
[世界遺産・聖ポール天主堂跡]
聖ポール天主堂跡は、17世紀初頭に建設され、1835年に火事で崩壊した教会とその隣にあった神学校跡の総称です。
現在は、前面のファサード(壁)だけが残されています。
[聖ポール天主堂跡を、どアップで]
壁しかないので、がっかり名所と聞いていましたが、割と見ごたえがあります。
江戸時代には、長崎を発ちポルトガルを目指した天正遣欧少年使節もここで学んでいます。
天主堂の建設には、江戸幕府によるバテレン追放令を受けてマカオに渡った、日本人キリシタンもかかわっています。
前面にある多くの彫刻の中に、聖母マリアが7つの頭を持つ竜を踏みつけたものがありますが、一説によると、竜はキリシタンに踏絵を迫った徳川家康を表しているとの説も。
[大砲台方面 と 城壁]
[聖ポール天主堂からセナド広場方面を見る]
〇世界遺産・ナーチャ廟
ナーチャ廟(哪吒廟, Templo de Na Tcha, junto às Ruínas de São Paulo)もみることができました。
[世界遺産・ナーチャ廟]
〇世界遺産・旧城壁(舊城牆遺址, Troço das Antigas Muralhas de Defesa)
ナーチャ廟の隣にある城壁。
この壁は17世紀初期にポルトガル人が外敵を防ぐために築いたもので、材料はシュナンボーという、土砂、わら、牡蠣の貝殻を混ぜたもので出来ているそうです。
[旧城壁]
[日本語の説明文もありました。]
[裏路地がいい味だしています]
[ナーチャ廟の中]
[ナーチャ廟近くの住宅街]
[ナーチャ廟から聖ポール天主堂方面]
〇咀香園餅家
近くの有名店「咀香園餅家」で、エッグタルトをいただきました。
[エッグタルトの店 咀香園餅家]
[行列ができています。]
[相変わらずうまい!です]
マカオは干し肉(ジャーキー)が有名らしく、多くの店がありました。
[干し肉の店]
エッグタルトを堪能した後、聖ドミニコ教会を見に行きます。
〇世界遺産 聖ドミニコ教会(玫瑰堂, Igreja de São Domingos)
クリーム色の外観が特徴的な、聖ドミニコ教会(玫瑰堂, Igreja de São Domingos)は、1587年にメキシコからやってきた3人のスペイン人修道士によって建てられた、バロック様式のカトリック教会。
当時は木造でしたが、18世紀の改修時に、現在の南国特有の装飾を持つコロニアル調になりました。
1997年に改修されています。中国風の屋根が使用され、ドアはチークでつくられているなど、中国とポルトガルの融合が見られます。
[世界遺産・聖ドミニコ教会]
バロック式の祭壇には聖母子像が祀られています。
[聖ドミニコ教会の中(写真撮影OKです)]
〇世界遺産・仁慈堂大楼(仁慈堂大樓, Santa Casa da Misericórdia)
新古典主義様式の建物。
元々は1569年にカルネイロ司教によって設立された保育園や孤児院などの施設(仁慈堂)の施設で、現在は公証役場だそうです。
〇世界遺産・民政総署(民政總署大樓, Edifício do Leal Senado)
マカオの中心地、セナド広場とメインストリートを挟んで立つ白い建物。
ポルトガル統治下からマカオの政治や自治が行われてきた歴史的建築物。1584年築。
現在はマカオの地方自治局として使われています。
2階には議事堂とポルトガルのマフラ宮殿の図書館を模した図書館、小さなチャペルがあります。
壁に飾られたアズレージョ(絵タイル)を見ることができます。
[民政総署]
〇世界遺産・セナド広場(議事亭前地, Largo do Senado)
独特の石畳が特徴的なセナド広場(議事亭前地, Largo do Senado)。
雰囲気ありますが、ちょうど中央に広告か何かのボードがあり、雰囲気台無しでした。
今回の旅行の主目的がこの広場を見ることだったので、本当にがっかりです。
[セナド広場と、中央の邪魔なボード]