夕方別の予定があり、家にいなくてはならなかったため、お休みを頂戴しました。
午前中はフリーだったので、この間、石鎚山を一緒に登ったイギリス人の友人がすすめていた女体山に登ってみることにしました。
道の駅ながおに車を停めて、前山ダム経由で、女体山、矢筈山を越えて、大窪寺へ行きました。
〇香川・女体山(774m) 四国百名山 曇り
[タイムスケジュール] 計3時間20分
道の駅ながお(09:00)=>来栖神社(09:30)=>峠(10:25)=>女体山山頂(11:10)=>矢筈山山頂(11:30)=>大窪寺(12:20)
[今回のコース]
道の駅ながおに、車を停めて、歩いて山頂に向かいます。
箸蔵街道以来の峠越え参拝ですね。
結構、こういう低山の峠越え、特に歴史的な街道歩きは、私の好きな山行の一つです。
いつか、熊野古道も行ってみたいですね。
[道の駅ながお]
前山ダム周辺では、猿が多くいました。
子猿を背中に乗せたお母さん猿もいました。
[前山ダム]
天気は下り坂でイマイチですが、なんとか持ちそう。
[ダム湖]
ダム周辺は四国のみちとして、整備されています。
途中、ミニ八十八ケ所の仏さまが道すがらに出てきます。
なかなか趣きのある道です。
道の駅ながおから直接来る道と合流します。
橋を右手に見ながら、左手に進みます。
誰も住んでなさそうな家が目立ちます。
限界集落なんですかね。
来栖神社が見えて来ました。
丁寧に祀られて立派な神社です。
[来栖神社]
この神社を過ぎたあたりで、車道を進むコースと河岸に下るコースに分かれます。
下ってみることにします。
この来栖渓谷はなかなか素晴らしく、一枚岩を水が削って、プールにしたような渓谷です。
夏は楽しそうです。今は泳ぎたくないけど。
しばらく歩くと、譲波休憩所が出てきます。
古い休憩所なのか、木が朽ち果ててきています。
[譲波休憩所]
しばらく、歩くと山に入る道があります。
山道を上がり切ると、車道に一旦でます。
右手に上がっていくと、再び遍路道になります。
今日は終日曇りでしたが一瞬だけ晴れ間が広がりました。
梅がきれいに咲いていました。
遍路道だけあって、道はとても歩きやすく整備されています。
しばらく歩くと、また車道に出ます。
特に方向を示すものはないため、登りで迷った時は上がる方と判断し、右手に進みます。
すると、車道の突き当りを左に曲がるところに出てきました。
ここに「中間点」と書かれていました。
香川県の分県登山にも、中間点が書かれていたため、安心しました。
[遍路道は左]
ここからは、遍路道を示す、お遍路さんが貼ったと思われる赤いしるしが随所に出てくるので、迷うことはありません。
[電柱に張られた、遍路道の案内]
しばらく車道を歩くと、なんとSTNet柱を発見!
NTT柱や四国電力柱は当たり前のように見ますが、STNet柱は初めてみました。
[STNet柱 奥の木柱はNTT柱]
NTT柱とSTNet柱が交互に続く1車線の車道を歩いていきます。
斜度はそれほど無く、歩きやすいです。
ところどころで、地域の逸話などが、書かれていました。
しばらく歩くと、車が入れる最終地点につきます。
ここから先は歩行者だけです。
左手ではなくまっすぐに進みます。
[遍路道はまっすぐ]
お遍路さんが残したであろう、さまざまな書き物が残っています。
いかにも遍路道といった感じで、風情がありますね。
廃屋がありました。昔、人がこんな山奥にも住んでいたのでしょうか。。
どんどん先を進んでいきます。
峠に差し掛かりました。
峠からは、矢筈山が見えます。
峠からはひたすら下っていきます。
せっかく登ったのにぃ〜。
下りきったところで、車道と合流。
これは、左に進みます。
いろいろな逸話が随所に掲載されていて楽しませてくれますね。
この車道をしばらく歩きます。
古大窪(ふろくぼ)の逸話が書かれていました。
昔、大窪寺はこのあたりにあったそうです。
[古大窪]
車道をしばらく歩いて、また右に入ります。
ここからやや急坂になってきます。
また、車道に到達。
しばらく歩くと、左に入る道が出てきます。
ザ・遍路道といった、整然とした道が続いています。
岩場にさしかかりました。
ちょっとワクワクしますね。
岩場は登りがいがあります。
でも、ほんのちょっとです。
最後に、ハシゴが出てきます。
でも、ハシゴを使わなくても登れちゃいます。
女体山山頂に到着しました。
素晴らしい景色が広がっています。
まさに、讃岐平野を西から東まで一望できます。
[女体宮]
[女体山山頂からの景色]
いつものパノラマ写真です。
讃岐平野を一望〜!
[高松市方面]
[小豆島方面]
[西讃方面]
南側に歩くと、女体山山頂に到着します。
四国百名山に指定されています。
山頂には休憩所がありますね。
標高点のみで、三角点はここにはありません。
[女体山山頂]
山頂から手前に降りる道があり、降りると一旦車道に出ます。
ここから登りかえして、矢筈山に登ります。
〇香川・矢筈山(787.5m) 四国百山(高知新聞社指定) 曇り
結構、急です。
途中、ややスリルのあるナイフリッジがあります。
南側には徳島の山々を望むことができます。
目指す、矢筈山はもうすぐです。
岩場が多く、なかなか面白いルートですね。
20分ほどで、山頂です。
一等三角点があります。
[矢筈山 一等三角点]
帰りのバスの時間が気になったので、そそくさと帰ることにします。
痩せ尾根が続きます。
もうちょい晴れていたら、小豆島などがきれいに見えたんだろうなぁ。
雑木林がいい感じですね。
先ほどの車道に戻ってきました。
また女体山に登りかえすのもしんどいので、右手にある車道を巻きます。
少し車道を歩くと、女体山への登り口と、大窪寺への下りがあります。
[左は女体山山頂、右は大窪寺]
矢筈山系の自然の解説がありました。
「おぼえてみましょう」と書いていましたが、70種類の木々を覚えるのはちょっと。。。。
結願とかかれた札を過ぎて、どんどん進みます。
[女体山〜大窪寺の道はとても整備されています]
奥の院との分岐に到着。
奥の院は向かって右手を入ります。
せっかくなので行ってみることにします。
[奥の院分岐]
10分かかるとガイドに書いていましたが、数分で到着。
大窪寺は、北斜面から、この奥の院に移設され、さらに現在の場所に移ったそうです。
参拝して、再び、さきほどの分岐に戻ります。
途中、展望休憩所がありました。
展望は無し。。。
木々の切れ間から、大窪寺が見えます。
[眼下に大窪寺が見える]
この道はとてもきれいに整備されているのですが、木の間隔が私の短足の歩幅と微妙に合わず、歩きづらいですな。
と、ぶつぶつ言っていたら、大窪寺に到着。
本院は左手になります。
いやー、歩きましたね。
でも、前山ダムから、まさか大窪寺まで歩けるとは。
そこまで遠くは無かったです。
[八十八番札所 大窪寺]
紅葉の時期でにぎわう木々も、今は閑散としています。
門には、大きなわらじがあります。
大窪寺 バス停の時刻表を確かめてから。。。
目の前にある、八十八庵の、オリーブ牛の打ち込みうどん1,250円をいただきました。
オリーブ牛はとても柔らかくて美味しいです。
13:30発のさぬきコミュニティバスで、「道の駅ながお」まで戻りました。
この寒い平日に、バスに乗るのは私だけかと思ったら、結構、乗る人がいてびっくり。
なんと200円で乗れます。安い!
でも、バス停をいちいちお知らせしてくれないので、
降りたいバス停が近づいてきたら、ボタンを鳴らすか、先に運転手に言っておきましょう。
[平日なのにまぁまぁ乗客がいる]
17,000歩。いい運動になりました。
posted by jouji117 at 16:36| 香川 ☁|
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登山
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