富山で前泊し、休みを利用して飛騨アルプスの北部、立山連峰の最高峰、立山に登ってきました。
通常5時間半かかるコースを4時間半で上り下りし、キツかったです。
半分トレイルランですね(^^
〇富山・立山(3015m) 日本百名山 快晴
最近、山の天気に恵まれることが多く、快晴です。
立山駅からは一般車は通行禁止になっていますので、ケーブルカー、専用バスで、室堂まで参ります。
個人客は予約券をもっていないと、立山駅でチケットを買うのにかなり並びます。しまった。。。
私も1時間以上並びました。相当な人手ですね。
行きのケーブルカーは、乗る時間が指定されています。
[立山駅]
それまでの間、うどん県から来た私が、立山駅でかき揚げうどんをいただきました。800円(><)。
ケーブルカーは、荷物を載せる車と人を乗せる車があります。
昔、黒部ダムの建設資材を運んだそうですが、現在では登山客の大きなバックを入れたりします。
終点の美女平駅で、専用バスに乗り換えて、室堂まで、約1時間のバス旅です。
景色がとても良いです。バスの左側の窓側に乗るのをおすすめします。(帰りは右側)
[弥陀ヶ原]
室堂に到着。朝は登山客オンリーで、みんな重装備です。
特にヘルメットなどを着用している人は、剣岳や薬師岳に登るのかな。
[室堂バス停(下車)]
時間が無いので、室堂をそそくさと後にします。
[室堂ターミナル(2450m)]
まだまだお花も綺麗に咲いています。
[別山方面]
どんどん登って行きます。ゆるやかな登りのため、楽です。
でも、暑いですね。日差しがキツイです。
[室堂平方面]
ほどなくして、一ノ越に到着。
[一ノ越(2705m)]
一ノ越山荘があります。
結構、立山は山小屋がいたるところにあって充実していますね。
四国の山ではありえないです。
[一ノ越山荘]
一ノ越まで来ると、疲れを忘れさせる絶景が待っていました。
北アルプスから富士山までが一望できます。
もちろん、槍ヶ岳も。
[北アルプスの山々]
振り返ると一ノ越からみくりが池方面が綺麗です。
さあ、雄山方面に登って行きます。
ここからの登りは少しキツいですが、ゆっくり登って行けば、難なく登れます。
[一ノ越山荘を後にする。背後に山は竜王岳]
高度感ある登りです。わくわくしますね。
[岩を登って行きます]
富士山がくっきりと見えてきました。
[富士山(真ん中)]
室堂方面がとても綺麗です。
こんな感じで、よじ登ります。
槍ヶ岳はどこから見ても美しい。。。
[北アルプスのパノラマ]
少し横に目をやると、薬師岳、乗鞍岳、野口五郎岳などが見えます。
[薬師岳(中央右)など]
あ、歌手に野口五郎さんっていますけど、あの方を記念して、野口五郎岳ができたのではなく、元々、先に野口五郎岳がありました。
山用語で、「五郎」とは、石が「ゴロゴロ」しているという意味です。
野口集落にあるゴロゴロした場所の山ということですね。
[まさに大パノラマ]
雄山を目指します。もうすぐですね。
お花がとても綺麗です。
[トウヤクリンドウ]
雄山が近づいてきました。
[雄山]
雄山頂上につきました。
ここには一等三角点があります。
[一等三角点 立山]
ここには、山々の銘板があります。
目の前には、御前沢雪渓があります。
日本でも3か所しかないと言われている氷河です。
[御前沢雪渓]
雄山の三角点から雄山神社(3003m)が見えます。
日本三霊山の一つでもあります。
今回は本当に時間が無かったので、神社の参拝は見送り、大汝山を目指します。
[雄山神社]
岩場が続き、まさにアルプスですね。
[大汝山方面]
室堂方面を見ると、山崎カールが見えます。
[山崎カール]
大汝山が近づいてきました。
お、ヘリが通過していきました。
物資輸送でしょうか?
しかし、綺麗ですね。遠く、富山平野や能登半島まで一望できます。
北朝鮮は・・・さすがに見えないか。
黒部ダムが見えてきました。
[黒部ダムと後立山連峰]
しかし素晴らしい景色。Amazing、Amazing。
[室堂と大日岳]
雄山を振り返ります。
剣岳が見えてきました。
大汝山は、雄山ほどは人がおらず、静かな山行が楽しめます。
立山の最高峰です。
[大汝山]
山頂です!標識は持って写真を撮ることができます。
ちょっとした行列ができていました。
[大汝山山頂]
大汝休憩所が見えてきました。恒例のバッチを買いました。500円。
麓(450円)より高いですが、私はなぜが、山の上で買うようにしています。
[大汝休憩所]
次に、登りがいのありそうな、富士ノ折立に行きます。
立山3峰のうち、最後の一つになります。
[富士ノ折立(2999m)]
登りがいがありますね。
岩場は大好きです。
別山や剣岳が間近に迫ってきました。
でも遠いけどね。
富士ノ折立に到着。
[富士ノ折立山頂]
鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが見えます。
立山が火山であることが、地形からも良くわかりますね。
ここにも雪渓がありました。
[内蔵助カール]
さて、下山しますか。
バスの時間がタイトなので、急ぎます。
途中、別山との分岐から、「大走り」というエスケープ路を下ります。
浮石が多いので注意が必要です。
[岩がゴロゴロ]
どんどん降りていきます。
今のところ、抜かれたのは、たった一人(トレイルランしていた人)だけです。
ハイマツが綺麗ですね。
先ほど、登った、富士ノ折立を見やります。
立山の景色は本当に雄大ですね。
チングルマの実(綿毛)もとても綺麗です。
[チングルマの実]
アルプスは一足早く、秋ですね。
色づき始めています。
別山方面がとても綺麗です。
賽の河原まで出てきました。
ここからの景色は本当に素晴らしく、登った者にしか味わえない景色です。
深い青空と石と緑のコントラストが素晴らしです。
立派な橋を渡ると、雷鳥沢キャンプ場(2280m)です。
室堂ターミナルよりも、170mも低いので、ここからの登り返しが、今回の山行でもっともキツかったです。
この川は、富山を代表する川、常願寺川へとつながっていきます。
でも、景色は素晴らしい。。。
登山客が、河原で思い思いにくつろいでいました。
テントの花が咲いていました。
[雷鳥沢キャンプ場と立山三峰]
まっすぐに行くと、キャンプ場の事務所があります。
ここから登り返していきます。
雷鳥沢ヒュッテが見えてきました。
年季が入っています。
[雷鳥沢ヒュッテ]
だいぶキャンプ場が遠くなりました。
ここから景色が一変します。
硫黄の臭いが鼻を突きます。
[地獄谷]
火山性ガスの観測機器がありました。
地獄谷は火山活動が活発化しており、立ち入り禁止になっています。
ここから見る、立山のパノラマは素晴らしいです。
雷鳥荘が見えてきました。
[雷鳥荘]
雷鳥って名前の付く所、多し。
リンドウ池が見えてきました。
[リンドウ池]
このあたりの硫黄の臭いはもっともキツかったです。
暑さと、硫黄の臭いと、バスの時間への焦りから、なかなか疲れましたよ。
池塘が綺麗です。
[池塘と立山]
みくりが池温泉に到着。
このあたりから、観光客モードの人が大勢います。
特に、中国人。大過ぎ。
みくりが池から見る立山は素晴らしい景色です。
さかさ立山も見えましたよ。
[みくりが池と立山]
室堂ターミナルに、バス発車10分前に到着。ヤバかった。。。
帰りのバスは右側に乗り、落差日本一の称名滝や、樹齢300年以上の仙洞杉も見ることができました。
[称名滝]
[仙洞杉]
バスからケーブルカーを乗り継ぎ、立山駅に戻ってきました。
疲れましたが、充実した山行を楽しむことができました(^^)