読解力、数学、科学の世界共通テストPISAで、日本は読解力で15位に転落する一方、ヨーロッパ、バルト三国の一つエストニアは、ヨーロッパで1位になったと言うニュースを聞きました。
観光ではありますが、エストニアには私も3年前に行きました。
人々は朗らかで、治安も良く、物価も安くていい印象の国でした。
また、小さな露店ですら、電子決済が可能で、まさに電子立国。世界で初めて電子投票を実現した国としても知られています。
この国は、独立してはソ連(ロシア)に併合された歴史を持ち、現エストニアの独立も東西冷戦終結後になります。
常に国民が、国の存亡の危機感を持っているからこそ、国防力も乏しく100万人しかいない小国の存在感を平和に世界に知らしめる事が重視されてきました。電子的に世界中の人がエストニアの国民になることも出来ます。
教育もまたしかり。
生徒、先生、親がネットで繋がり、学習状況を確認し合えるのです。これにより、親や先生はよりきめ細やかに、効率的に、生徒一人ひとりに合った教育指導が出来るようになります。
まさに、生きたデジタルプラットフォームがそこにありますね。
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あ、そうそう。
エストニア語はフィン語と同じウラル語族。
英語やフランス語といったインド・ヨーロッパ語族とは全くルーツが異なる言語です。ハンデが他のヨーロッパ諸国に比べて大きいです。
そんな中、彼らは英語やロシア語を学び、その上で数学や科学を学ぶ。
そのモチベーションは感心させられます。
ちなみに、母方の遺伝子タイプである、ハプログループで、Zタイプの人が日本人にも2%程度いるそうです。
ウラル語族は、元々モンゴロイドで、中国の北方あたりからウラル山脈、ツンドラ地帯、フィンランド、ラップランド、エストニア、ハンガリーなどに移住しました。現在のフィン人、エストニア人、マジャール人(ハンガリー人)の祖先ですね。
そして、このZタイプも元のルーツはウラル語族だそうです。
面白いですね。
ちなみに以前このブログで書きましたが、私はハプログループM7タイプです。
日本人のうち9%程度いるらしいのですが、最も古くから日本にいる古代縄文人で、東南アジアから舟でドンブラコと流れ着いたとか。。
posted by jouji117 at 00:37| 香川 ☁|
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