今日は、午前中顧客Web訪問の後、午後お休みを頂戴しました。
どうしても行きたかった美術展がありまして。
そうです。国立西洋美術館で開催中の、ロンドンナショナルギャラリーです。
もちろん、予約制なので、事前にチケットをWebで購入する必要があります。
[国立西洋美術館(建物自体も、ル・コルビジェ作で、世界遺産の一つ)]
ゴッホはひまわりを7部描いていますが、もっとも有名なロンドンナショナルギャラリーの、第4作目のひまわりを展示してあります。
ゴッホは、パリの喧噪から離れて、アルルの「黄色い家」で、当時、意気投合していた、ゴーガン(ゴーギャン)と共同生活を始めます。
その時に、ゴッホがゴーガンに贈った絵が、第4作目のひまわりです。
ゴーガンの部屋に飾ってもらう用だったそうです。
ゴッホの名前、ヴィンセントが、ひまわりの鉢にサインされています。
来週、SOMPO美術館のひまわりを見に行きますが、これは、この4作目をベースにゴッホが描いたものです。
SOMPO美術館のひまわりの方が、やや濃い色合いですが、構図は同じです。
当時、黄色は不吉な色とされていましたが、ゴッホはそれをものともせず、生き生きとひまわりを描いていますね。
その他、ロンドンナショナルギャラリーの、オランダ、スペインなど各国の名作が展示されていました。
作数が非常に少ない、フェルメールの絵もありましたよ。やはり光と影の魔術師だけのことはあります。
フェルメールの絵だけは、Webやレゾネで見ても、あまりピンと来ず、実物を見て初めて、ハッと感動しますね。
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国立西洋美術館は、常設展がとても充実しています。
これだけでも見る価値はあります。
例えば、松方コレクション展でも展示されていた、モネの絵がゴロゴロ、普通に展示されています。
常設展は、あまり人がいないので、本当に心行くまでゆっくり自分のペースで鑑賞することができますね。
しかも多くの絵が、写真撮影OKです。(中には撮影禁止のものもあります)
その他、マネ、ルオー、ルノアール、セザンヌ、ピカソ、ゴッホなどの絵も多く展示されています。
[クロード・モネ 水連]
以下もモネの水連。敵国日本の所蔵としてフランスが接収した後、最近になって見つかったもの。
半分消失していますが、モネ随一の大きさと迫力があります。
松方コレクション展で、一番の主役となった絵です。
モネは水連だけでなく、冬景色なんかも描いています。
現代美術の部屋では、私の好きな、ジョアン・ミロの絵も展示されていました。
目の保養になった一日でした。 (^^)