静かな支配と国際社会へのアピールが必要 : JK徒然日記

2012年09月18日

静かな支配と国際社会へのアピールが必要

中国で反日デモが吹き荒れています。中国政府も取り締まりにあまり熱心ではなく、官製デモの疑いすらあるとの報道も増えてきました。

中国からすると、政権移行期で、政治駆け引きが激しさをますなか、国民の不満は日本に向けたいという思惑があるのかも知れません。

考えてみれば、他国の領土を勝手に自分のものだと後から言ってきて、30年以上かけて着実に手を打ってきた中国に対して、日本は長期的視点での対応が無さ過ぎます。

今回のやりたい放題の暴動は長い戦略の中での一つのマイルストンにすぎず、相手に付け入る隙を与えていることの証です。

ただ、中国はおそらくすぐには軍事行動には出ないでしょう。なぜなら一応、日米安保の抑止力があるからです。

パネッタ米国務長官は17日、尖閣は日米安保の対象であると述べています。これは日本のバックにアメリカがいるよという中国へのアピールです。

そもそも沖縄返還と同時に尖閣も返還され、米軍はしばらく、尖閣の一つの島を射爆場に使っていました。

ただ、アメリカはどちらの肩も持たないと述べており、軍事衝突も望んでいません。それはアメリカに取って無益であるからです。まずは仲介優先といったところです。

アメリカも国防費の削減が課題で、中国には国債を買ってもらわなくてはならない立場。イスラム諸国では、反米デモが吹き荒れるなか、さらにアジアが不安定になることを避けたい思惑があります。それは竹島をめぐる日韓の緊張の時のアメリカからの苦言にもあらわれています。

おそらく中国はフィリピンと領有権争いをしているスカボロー礁のような戦略でくるのではと考えています。

スカボロー礁はフィリピンのルソン島西に位置する岩礁です。元々、フィリピンの支配下にありましたが、物量にまさる中国が巧みに監視船を送り込み、両国が2ヶ月に渡りにらみ合いを繰り広げた後、フィリピンは撤退してしまいました。

フィリピンの米軍部隊が撤退していたこともあり、国力で劣るフィリピンは抗しきれなかった訳です。

尖閣もこのままではスカボロー礁の二の舞になる可能性があります。

中国はロシア、ベトナムなど国境を接している国とは、次々と国境を確定させています。中にはブータンのように、その過程で大幅に領土を削り取られた国もあります。

陸がある程度片が付いた後は海に目が向けられます。スプラトリー諸島、パラセル諸島、スカボロー礁などを次々と占領し、お次は尖閣、沖縄が狙われています。

他国に渡った領土の民が行きつく末路は悲惨です。それはチベット、ウイグルが示しています。

石原都知事が尖閣の購入意志を示した後、政府は堰を切ったように、国有化を進めましたが、結果論とはいえ稚拙といわざるを得ません。なんだかとても短絡的に見えるのです。

やはり支配は着実に静かに進めるべきです。またあらゆるシナリオやタイミングを考えるべきです。

敵の敵は味方という言葉がありますが、ベトナムやフィリピン、マレーシアなどと緊密に連携することも、これまで以上に重要でしょう。

結果的に、ここまで来てしまった以上、引き下がれない状態です。野田さんは国際舞台で領有権の主張をしっかりと果たすべきです。

思えば、鳩山・小沢は、やれマニフェストだ、脱官僚だ、外国人にも参政権を、と言っていました。高速道路無料化なんてのも言っていましたね。そんなことよりやるべきことは沢山あったはずです。

鳩山政権によって日米同盟が完全に瓦解し、パワーバランスが崩れて今日のていたらくになっています。普天間基地移設もできず、Co2削減もできませんでした。

今回の中韓露の件で国民の関心が外交・安全保障に向いたのはよいことです。
posted by jouji117 at 18:27| 香川 ☁| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする