カンボジア・シェムリアップ(Siem Reap) 2日目午前 アンコール・トム〜タ・プロム遺跡 : JK徒然日記

2014年01月17日

カンボジア・シェムリアップ(Siem Reap) 2日目午前 アンコール・トム〜タ・プロム遺跡

カンボジア2日目は、ついに世界遺産アンコール遺跡をめぐります。
カンボジアの時差は2時間(遅れている)な上、行きも帰りも日中の飛行機で、めぐるのは市内だけなのでとても楽です。
と思っていたら、遺跡めぐりで結構歩くので、想像以上にきつかったのです。。。。

●朝ごはん
この日のあさごはんは、ロイヤル・アンコール・リゾートの、朝食ビュッフェです。
3日間とも、このスタイルでした。

フォーなどをその場で作ってくれるので、良いですね。
唐辛子は、むちゃくちゃ辛い(><)です。

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お腹もいっぱいになり、遺跡めぐりスタート(^^/

バスの運転席がイカします(^^
あんなの、どこで売ってんだ?

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[イケてる運転席(ちなみに、ヒュンダイです 狭く、乗り心地かなり悪し)]

ヒュンダイといえば・・・

カンボジアは、韓国がかなり幅をきかせており、韓国の援助を高らかにうたう看板や、韓国、朝鮮系の店などがあふれます。
ハングルもあふれます。韓国とシェムリアップは直行便があり(日本は無し)、韓国人の旅行者もあふれます。
街には、ヒュンダイの大型バスやサンヨン(またはサンヨンからOEM提供されるメルセデス)の小型バスがあふれます。
日本の影響力は少なく、残念な限りです。

政府高官とそういった外資の癒着も多く、なかなか一般人民にまでお金が回らないと、ガイドさんは嘆いていました。
日本の援助は、地元の雇用などを優先的に考えているので、よいですね。
いやらしくネガティブキャンペーンする某国に負けず、もっと日本は評価されてもよいのですが。

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[朝鮮系の店]

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[市内中心部の雑貨屋]

シェムリアップにコンビニは見られませんでした。スーパーもどこにあるのやら。
地元の人はもっぱら、市場などで購入するようです。また近郊の村はだいたい自給自足です。
日本の常識は世界の非常識なのです。

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[マレーシア以外の東南アジア各国で見られる電線の束]

カンボジアの交通マナーはあって無い物だそうで、飲酒運転の罰則も無いそうです。(!)
またノーヘルの人も多く、バイクに3人乗りなども当たり前。
交差点にあるガソリンスタンドは、ショートカット路と化していました。

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[ガソリンスタンドが道と化す]

まずはチケットセンターに行って、写真を撮ります。
途中には、「イオン森林公園」と呼ばれる、イオングループが支援した森が広がっています。

チケットは3日間有効なもので、40米ドル。(リエルは手数料がかかります)
これで、アンコール遺跡群にめぐる際、提示するだけで入れるようになります。

朝はこの人だかり。ものすごい人気です。
乾季はアンコール遺跡を見るにはいい気候なので、人気なのですかね。

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[アンコール遺跡 ワールドヘリテイジ チケットセンター]

写真はその場で撮り、即座にチケットが印刷されます。
どの遺跡に行っても、係員がいて、結構厳格にチェックされます。
この係員は民間企業に委託されているそうです。

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[右にある機械がカメラ 係員が一枚一枚念入りに米ドルをチェック]

偽札が横行するカンボジアだからでしょうか、係員が日に透かしを当てながら、米ドルを1枚1枚確認していました。
日本ではあまり見られない光景です。

●アンコール・トム
アンコール遺跡の最初は、最大の遺跡 アンコール・トムです。
アンコールとは、クメール語で「都」、トムは「大きい」を表します。
まさに「大きな都」なわけですね。

南大門をくぐり中に入ります。
南大門の前には、濠を渡るための橋がかけられていています。
その両側の欄干には、向かって東側(右)には阿修羅の像、向かって西側(左)には蛇の胴体を引っ張る神々の像があります。

アンコール・トムの建立は、1192年です。鎌倉幕府誕生と同じ年。古いですね。
大乗仏教寺院で、当時の王であったジャヤヴァルマン7世が建立しました。

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[南大門(左奥)と、阿修羅像]

いたるところで、修復が進められています。

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[修復中の阿修羅像 新しすぎないかい?]

荘厳な門。4つの顔があります。
これは観音菩薩です。慈悲、哀れみ、情け、知識をあらわします。

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[アンコール・トム 南大門]

アンコール・トムは高さ8mの、周囲約12kmの城壁に覆われていて、ほぼ正方形の形をしています。
その中を十字の道路が走っています。
門は5つあり、そのうち4つが利用されています。
南大門、北大門、西大門、勝利の門です。

死者の門もありますが、それは今は利用されていません。
昔、頻繁に戦っていたチャンパ王国(現在のベトナム)との戦争があったときに、勝って帰ると、勝利の門から入り、負けて帰ると、屍を死者の門からかついで入ったそうです。

アンコール・トム内では、象に乗った観光客もいました。

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アンコール・トムの十字路の中心部には、「バイヨン寺院(Bayon)」があります。
アンコール・トムで最大の建物です。

●バイヨン寺院(Bayon)

バイヨン寺院も、この観音菩薩がいたるところにあります。
この山のような形は、須弥山(しゅみせん)を象徴しています。
古代インドの宇宙観によるもので、神々が光臨し棲家とする山といわれています。

カンボジアではこうした寺院が多く残っています。
これは、地震がほとんど無いエリアであることや、石で作られていることなどが要因としてあげられます。
ただ、内戦による爆弾の揺れや、内戦時の兵士による盗難によって多くの寺院が破壊されました。
現在は各国がその修復作業で援助を行っています。

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[バイヨン]

ガイドのホッチ(HUCH)さんが丁寧に説明をしてくれます。
こういう遺跡めぐりは、ガイドさんの質で旅の楽しさが左右されます。
ホッチさんは流暢な日本語で、とても詳しく説明をしてくれました。
日本に行ったことは無く、2年間私立の日本語学校で学び、ガイドになりました。
日本語ガイドは数多くいて、みな、知り合いです。

カンボジアでは内戦とポル・ポト政権による大粛清のため、国内資本が育っておらず、外資系が多数のため、クメール語以外の外国語を話すことができるのが就職では必須だそうです。人気があるのは、韓国語、(最近観光客の多い)中国語、英語、日本語です。
旧宗主国はフランスで、昔はフランス領インドシナの一部でしたが、フランスは徹底した愚民政策をとったので、フランスい対する恨みが強いらしく、フランス語は不人気のようです。

ホッチさんは、大家族が多いカンボジアらしく、7人兄弟(!)の3番目です。
昔は大地主の家だったそうですが、内戦後の農地改革で、土地が大幅に縮小され、農業では食べていけなくなったそうです。
母親の兄弟は12人ですが、ポル・ポト政権に5人殺されました。
カンボジアの内戦はつい20年前くらいに終わったばかりなので、まだ現実に暗い歴史が感じられる国なのです。
それでも、みな、たくましく生きています。

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[ガイド役のホッチ(HUCH)さん]

これらの石はこの場では採れず、60km離れた場所から象を使って運ばれたそうです。
気が遠くなりますね。その名残として、石には運ぶ際にあけられた穴があります。

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[石を運ぶ際に利用した運搬用の穴]

アンコール遺跡にきたら、バイヨンのレリーフは必見といわれています。
アンコール・ワットとは異なり、バイヨンのレリーフは庶民の生活なども描かれています。

第一回廊の東側には、チャンパ王国への戦いの行軍をあらわした様子が描かれています。
短く刈った髪と長い耳たぶはクメール人、耳たぶは短く、髷を結った髪型とあごひげがあるのは中国人です。
中国人は傭兵として雇われていたそうです。

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[象に乗った軍隊の戦い]


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[象に乗った軍隊の戦い]

観音菩薩の四面塔はテラスに49塔存在します。

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アプサラの彫刻がすばらしいです。
アプサラとは天国にいる女神のことで、ピアスをつけていることが特徴です。
カンボジアでは小さい頃から、女の子はピアスをつけるそうです。

クメール帝国は肥沃な大地を背景としてとても豊かだったそうで、そうした人々の暮らしも描かれています。
交易も盛んで金銀・宝石が採れました。

ただし、クメール帝国は隣のチャンパ王国とたびたび戦闘となり、そうした戦争の内容がレリーフにも描かれています。

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[アプサラ]

バイヨンにはいたるところに、観音菩薩の四面王があります。
タ・プロムでも同じものを見ることができます。

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とにかく、彫刻がすばらしくとても細かいのです。

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中ではお祈りがされていました。
線香をもらってしまうと、1ドルかかってしまいます(無料ではない)ので注意が必要です。

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踊りのレリーフを見ていると、いまにも踊りだしそうですね。

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後世に持ち込まれた仏陀像もあります。線香が手向けられていました。

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[仏陀像(北門近く)]

北門から見るバイヨンはすばらしく、逆光もあってかさらに幻想的です。


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アンコール・トム内には多くのトゥクトゥクが走ります。

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●バプーオン(Baphuon)
バイヨン寺院の北にあるのは、バプーオンと呼ばれるヒンドゥー教の寺院です。
バイヨンよりも古く、アンコール・ワット建築の試作とされています。

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●象のテラス
さらに、北に進むと、象のテラスと呼ばれるところにやってきます。
350mに渡り、一面に象とガルーダが描かれています。

ガルーダはインド神話に登場する鳥で、ヒンドゥー教の3神のひとつ「ヴィシュヌ神」の乗り物です。
体は人間、頭とくちばし、翼と爪はワシの形をしています。

この奥に木造の王様の王宮がありました。

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[象のテラスの象]

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[象のテラスの象]


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[象のテラスにあるガルーダ]

上には、蛇神(ナーガ)があります。ただし地元の人は蛇とは思っておらず、あれば竜だとのことです。
脱皮することから不死のシンボルとなっています。

●ライ王のテラス
象のテラスからさらに北に進むと、ライ王のテラスに到着しました。
元々は裁判所だったそうですが、戦争があり、木造の屋根が無くなり、像の指が雨で溶けてしまったため、その姿から、ライ病を連想させるとかで、ライ王のテラスと呼ばれるようになったそうです。

上部にあったライ王像の本物は、プノンペンの国立博物館で展示されています。
ここにあるのはレプリカです。

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インフラが整備されておらず、舗装されている面積が少ないので、常に未舗装路からの粉塵が飛び交います。
散水車が出て、粉塵がまわないように水をまいていました。

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●プラサット・スゥル・プラット(Prasat Suor Prat)

綱渡りの塔という名前で呼ばれている遺跡で、王宮前広場に集まった観客のために塔の間に綱を張って綱渡りを見せたという逸話が残っています。ラテライトを利用して建てられています。

日本のJASAによって調査、修復されました。

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●タ・ケウ(Ta Kev)
クリスタルのおじいちゃんという意味を持つ、タ・ケウは、アンコール・ワット造営のモデルとなった寺院です。
11世紀初頭に建てられたヒンドゥー教寺院で、ピラミッド式寺院です。
この日は修復工事が行われていました。

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[タ・ケウ]


●タ・プロム寺院(Ta Prohm)

映画「トゥームレイダー」の舞台となった有名な寺院です。
巨大なガジュマルの木が遺跡を包み込む姿が圧巻です。

ジャヤヴァルマン7世が1186年に建立しました。
元々は仏教寺院でしたが、後からヒンドゥー教になっています。

クメール語で「タ」とは「おじいちゃん」をあらわします。
そのまま訳すと、「プロムおじいちゃん」の寺ということになります。

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[インドの協力によって修復がされたようです]

タ・プロム遺跡の前の巨木は、500年くらいの樹齢だそうです。
黒いすすは燃やされた跡です。

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この寺院もレリーフがすばらしいですね。

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溶岩が使われています。

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カンボジアの木はとにかく高く大きいのです。


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タ・プロムは多くは修復されていますが、中にはまだ修復されていないところもあります。
崩れかけているところもあり、そういったところに近づくのは自殺行為だと、ガイドさんは言ってました。


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[危ないよ!]

さて、タ・プロムの中に入って行きます。

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自然と遺跡の造形美。すばらしいです。まさにトゥームレイダーの世界。
アンジェリーナ・ジョリーもここで撮影したんだな〜。

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これが最も有名な木です。

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遺跡の内部もなかなか。


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血管のような木もあります。

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修復の過程も展示されていました。

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遺跡を出ると、荷物を満載したバイクが。カンボジアでは結構こうしたバイクを見かけます。


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ちょうど、カンボジアの子供たちが学校から帰るところでした。
カンボジアは学校が不足していて、午前と午後で生徒を入れ替えます。
小学生だと、7:00〜11:00、13:00〜17:00
中高学生だと、7:00〜12:30、12:30〜17:30 に分かれます。

みんな、お姉ちゃんやお兄ちゃんが妹や弟の面倒を見ていて、すばらしいです。
学校に半日通って、あとの半日は売り子などさまざまな仕事をするそうです。

観光地でバスを停めると、何人もの子供が「One doller」と言って、バッチや笛などを売っていました。
私も最初は買う気は無かったのですが、市価より安いのと、あまりにも健気なので、買ってしまいました。

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[シェムリアップの児童]


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途中、お土産を買うため、アンコール・クッキーの店によりました。
マダム・サチコの店です。現地の食材を使っているクッキーで、なかなか美味です。

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[アンコール・クッキー]

アンコールナショナルミュージアムの前を過ぎて、昼ごはんを食べるため、レストラン「ニューバイヨン」に向かいます。

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[アンコールナショナルミュージアム]

●シェムリアップ ニューバイヨン
シェムリアップの中心部にある、クメール料理の店です。
味はどれも美味しいです。最後に名物のかぼちゃプリンが出てきました。

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[かぼちゃプリン]

「かぼちゃ」という言葉は、「カンボジア」が訛ったもの。まさにカンボジアを代表する食べ物です。
そのかぼちゃを利用したプリンは、素朴な味です。甘みは少ないです。
濃い味に慣れた日本人によっては、好き嫌いがあるかもしれません。

昼は一旦、ホテルに戻り、昼寝をした後、午後からアンコール・ワットを見に行きます。
ロイヤルガーデンズは市内の中心にある庭園です。
シェムリアップは以外と庭園が少なく、この公園は数少ない庭園のひとつです。

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[ラッフルズホテル前のロイヤル・ガーデンズ]

ジャヤヴァルマン7世病院には、子供を連れた親が多く集まっていました。
診療では、0〜14才まで無料だそうです。

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posted by jouji117 at 20:00| 香川 ☔| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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