5月といえば、アケボノツツジ。アケボノツツジといえば、西赤石山。
ということで、高松を5時30分に出て、西赤石山にアケボノツツジを見に行きました。
東平(とうなる)のせまい道も、早朝だったのか、難なくクリアし、7時頃に到着できました。
一昨年の秋に行ったコースとほぼ同じルートを通ります。
〇愛媛・西赤石山(1625.8m)
[今回のコース(地理院地図)]
[参考コースタイム] 計5時間30分(昼休憩含まず)
東平登山口(07:15)=>かぶと岩(09:40)=>
かぶと岩(10:10)=>西赤石山頂(10:30)=>銅山峰ヒュッテ(12:10)=>東平登山口(13:15)
東平登山口(07:15)=>かぶと岩(09:40)=>
かぶと岩(10:10)=>西赤石山頂(10:30)=>銅山峰ヒュッテ(12:10)=>東平登山口(13:15)
[採鉱本部跡]
[第三通洞]
[変電所跡]
変電所跡横にある登山道を登っていきます。
今日は体が重く、いつもよりペースが上がりません。
一歩一歩登っていきます。
しばらくして、一本松停車場跡に到着しました。
昔、別紙銅山の上部鉄道があったところです。
[一本松停車場跡]
ここからは線路跡を歩くので、ラクチン〜ラクチン〜。
[上部鉄道跡]
新緑と涼しい風がとても心地よいです。
これまた、上部鉄道跡名物の橋の橋脚です。
年月を経るうちに、自然にかえっていきますね。
しかし先代の人たちは、こうした岩をくりぬいたり、本当に苦労して作ったんだと思います。
世界遺産にしてもよいくらいのものですよね。
また、橋に差し掛かりました。
かぶと岩に上がる分岐に到着。
ここからが急登になります。
地味に長く、代わり映えしない道ですが、岩や石を見て心を和ませます。
(クレヨンしんちゃんのぼーちゃんか?)
お! アケボノツツジが見えてきましたよ。
今年はどうやら期待できそうです。
・2011年のアケボノツツジ(この年も良かったです)
かぶと岩に到着しました!
[すでに多くのハイカーが岩にいました]
さて、今年はどうでしょうか?
素晴らしい、アケボノツツジです。一面、満開で、今年は明らかに当たり年ですね。
西赤石山の北斜面は本当にアケボノツツジの宝庫です。
パノラマでも。
いやー、素晴らしい。
おにぎりをほおばりながら、35分ほど、しばし堪能しました。
絵になるなぁ。
赤石山系名物。カンラン石にヒメコブトリハダゴケ。
カンラン石に多く含まれる鉄分が参加して、赤い山を形成するんですね。
[ヒメコブトリハダゴケ]
[エンレイソウ]
さて、山頂に一応、行ってみることにします。
もう何度も登った山頂ですけどね。
途中、ハシゴが出てきたりと、かなりの急登ですが、すぐにつきます。
山頂は団体客でごった返していて、撮影待ち行列ができていました。
休憩場所もないので、仕方なく、下山します。
下山中も多くの登山客が登ってきますね。
かぶと岩を見返します。
[かぶと岩、奥の街は新居浜市内]
どんどん下っていきます。
ツツジと青空。映えるねぇ。
今日はよくヘリコプターが飛んでいました。
何かあったのでしょうか。
分岐のあるザレ場に差し掛かりました。
銅山越まで行こうかとも思ったのですが、ここで下ることにします。
上部鉄道跡に到着。これを左に行けば、銅山峰ヒュッテです。
解説がありました。しかしすごいところに鉄道を作ったものですね。
顔が汗と鼻水でドロドロだったので、こういう水場は嬉しいですね。
[第一通洞]
銅山峰ヒュッテに到着しました。
昔ここに停車場がありました。
少しだけ、ヒュッテで休憩してから、どんどん下っていきます。
このあたりは、昔、住宅街だったそうです。
山の斜面にこれだけの住宅。すごいよね。
段々になっている石垣は当時の面影をかろうじて残しています。
石の上にも三年。。木もここに種を落としたくはなかったんだろうな(w
キャニオニングができそうな、滝がありました。
採鉱本部跡まで戻ってきました。
いやー、長かったけど、いい山行になりました。
右手に変電所跡を見ながら、駐車場まで戻ります。
緑が青々として気持ちいいです。
駐車場は満車になってました。
[駐車場に到着]
何回も東平には来たことがありますが、下に降りたことが無かったので、降りてみます。
[200段の階段を降りる]
東洋のマチュピチュといえば、この風景ですよね。
[東洋のマチュピチュと言えばこれ!]
どうやら、上部鉄道で運んできた銅鉱石を一旦、ここで貯蔵し、下の鉄道までロープウェイで鉱石を送っていたようです。
この場所はその積み替え拠点だったんですね。
当時の栄華がしのばれます。
[貯鉱庫跡]
東平から見ると、西赤石山、むっちゃ遠いやん。
これ、朝に見なくて正解。やる気無くす遠さです(w
[東平から見る西赤石山。はるか彼方に見えます]
20,000歩。暑かったですが、いいものを見られた山旅でした。
(SONY NEX C-3 + Carl Zeiss Sonnar E 1.8/24 ZA T* / iPhone6 使用)