昨日に引き続き、午前中は仕事。
午後は、散歩がてら在宅ワーク場所から徒歩30分のところにある、川端龍子(りゅうし)記念館に足を運んでみました。
日本画壇を代表する巨匠 川端龍子が住んでいた大田区の居宅の前に美術館があります。
予約は不要で、入館料は200円税込 現金のみです。
和歌山生まれの川端龍子は、10歳の時に東京に引っ越し、洋画家を目指したものの挫折、日本画家に転向して大成しました。
戦争で息子を亡くし、病で妻を亡くしたこともあり、どことなく戦争に対する怒りを感じる作品が多く、平和を願う川端龍子のタッチを感じることができます。
川端龍子は、妻と子の供養のため、四国八十八か所巡礼も行い、その時の作品も「四国遍路」として世に出しています。
今日は、青龍社から東方美術協会へ と題した展覧会が開催されていました。
川端龍子が立ち上げた青龍社。彼の死後、その流れを汲む東方美術協会に所属する画家たちの絵も展示されていました。
川端龍子先生の代表作「孫悟空」や「朝陽来」もしっかり展示されてました。
同じく、ダイナミックな絵を踏襲する、高頭信子(たかとう・のぶこ)さんの絵も展示されていました。
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10時、11時、14時に開門する、龍子公園にも運よく入ることができました。
説明員の方も同行してくれますが、コロナのため、質問に応じる形式だそうです。
川端龍子が絵を描いた居間なども、当時のまま展示されています。
ダイナミックで大きな絵を描くことで有名な川端龍子は、アトリエも、描いた絵を出し入れできるように、大きなガラス戸で設計されていました。
手の込んだ、居宅を見せていただくことができました。