最近、NHKスペシャル 映像の世紀プレミアム 第17集 「人類の危機」 を見ました。
今から約100年前、アメリカを起源に流行した、スペイン風邪や、キューバ危機、チェルノブイリ原発事故などを取り上げてしました。
その後の福島原発事故やコロナウイルスなど、現代の惨禍を彷彿とさせる、示唆に富んだ番組でした。
まさに、歴史は繰り返し、我々人類は諸行無常であることを強く感じます。
コロナウイルスに乗じて、国力を増す中国とアメリカのパワーバランスが逆転する時、また、人類は世界大戦という歴史を繰り返す気がしてなりません。
株価の大暴落も、また繰り返すのでしょう。
思えば、太平洋戦争のきっかけも、パワーバランスの崩れでした。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦に勝利し、国際連盟常任理事国で、飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本。
しかし、アメリカ、イギリスは次第に日本に脅威を感じるようになります。
当時、まだ新興国だったアメリカを、公共事業による富の再分配であるニューディール政策で大恐慌から一瞬だけ立て直したように見せかけて、大国の道を標榜するようになるルーズベルト大統領。
彼は、実はリベラル派で日本との戦争には反対だったと言われています。
しかし、アメリカ軍部をはじめ世論の圧力に次第に押され、厳しい立場に立たされるようになります。
そこで、日本への原油をストップし、兵糧攻めにします。
たぶん日本は戦争を仕掛けるだろうと。
まんまと、アメリカのワナにハマる日本。
そんな折、日本の真珠湾攻撃を事前に知っていたアメリカは、あえて真珠湾を攻撃させて、開戦の口実をルーズベルトに与えました。
そして、戦争を経て、軍需産業でアメリカは完全復活し、大国の地位を確かなものにします。
まさに、歴史は繰り返します。
仏教や武士道の教えでは、人は死ぬために生きる、という考えがあります。
死ぬために、一日一日を意味がある日にする事が、まさに人生なのだなと思う今日この頃です。