今日は午前中、大手町、丸の内で顧客訪問の後、午後からお休みを頂戴しました。
休みを利用した理由は、ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet 1819〜1877)の展覧会「クールベと海 ─フランス近代 自然へのまなざし」がパナソニック汐留美術館で開催されいたのでこれを見に行きたかったからです。
東京にいると、こうした美術展などが豊富にあり、週末は忙しいです。 笑
さて、クールベと言えば、19世紀フランスを代表するレアリスムの代表画壇であり、海や波をテーマとした絵がとても有名ですよね。
また、同時代を生きた画家の風景画も一同に会しています。会期は4月10日〜6月13日。大人1,000円。予約制。
また、同時代を生きた画家の風景画も一同に会しています。会期は4月10日〜6月13日。大人1,000円。予約制。
クールベの故郷である、フランシュ=コンテ地方の切り立った岩山や、当時の狩猟風景や動物たちなどを最初は多く描いています。
狩猟風景などは、絶対的優位に立つ人間と獣がそれぞれ独立して描かれていて、虐げられる存在の動物が独立心のある形で描かれていて、社会派画家だった作者の思想背景を表しています。
狩猟風景などは、絶対的優位に立つ人間と獣がそれぞれ独立して描かれていて、虐げられる存在の動物が独立心のある形で描かれていて、社会派画家だった作者の思想背景を表しています。
その後、内陸にあったフランシュ=コンテ地方から、海が広がるフランス北部のノルマンディー地方に頻繁に出向くようになり、波をモチーフにした絵を多く描くようになります。
[波(愛媛県美術館) パレットナイフで荒々しい波を表現]
当時、ノルマンディー地方は中流階級の別荘が建てられるなど、一大リゾート地でした。
対岸のイギリスの海を描いたウィリアム・ターナーの作品なども展示されていて、厳しい自然の姿を繰り返し描いています。
モネやシスレーが描いた海は、やはり趣の違う感じでとても楽しめます。
基本的に愛媛県美術館、島根県美術館、新潟県立近代美術館・万代島美術館、ポーラ美術館、茨城県近代美術館など、国内に所蔵されている作品を集めた展覧会になっていました。
日本各地の美術館に収められていて、クールベって日本で人気あるんですね。
ただ、「オルナンの埋葬」、「画家のアトリエ」など、クールベの代表作はなかったように思います。
日本各地の美術館に収められていて、クールベって日本で人気あるんですね。
ただ、「オルナンの埋葬」、「画家のアトリエ」など、クールベの代表作はなかったように思います。
なお、パナソニック汐留美術館では、ジョルジュ・ルオーの作品の常設展もあり、中々見ることのできないルオーの絵を楽しむことができます。