四国に戻り、5年ぶりの二ッ岳に登りに行きました。
今日は世間は平日ですが、指定休日のため、勤務はお休みです。
お目当ては、アケボノツツジです。
アケボノツツジと言えば、全国的に、同じ赤石山系の、西赤石山が有名ですが、二ッ岳も隠れた名所なのです。
・前回の山行記録(肉淵登山口) 2016年
・土居登山口からの山行記録 2009年
朝3:20起き。特に目覚ましをかけていないのに、なぜか山に登る日は目覚めが早いです。(笑
高速道路を飛ばして、三島川之江で降りて、旧別子山村へ。
途中、四国中央市の工場群が良く見えます。
富郷ダムを横目に見ながら、肉淵林道を登ります。
どうやら、渇水続きのようで、取水制限中でした。
昨日の雨で、多少は改善すればよいのですが。
●愛媛・二ッ岳(1647.3m) 四国百名山 快晴・霞
旧土居町と旧別子山村の境にある、赤石山系の山。
角閃岩が多く、とても険しい山です。
特に、峨蔵越(がぞうごえ)から二ッ岳山頂までは、岩登りの連続で上級者コースと言われています。
[今回のルートマップ]
・参考コースタイム 計 4時間15分(登り2時間20分、下り1時間55分)
肉淵登山口(05:55)=>蛾蔵越(7:10)=>二ッ岳山頂(8:15)
二ッ岳山頂(8:25)=>蛾蔵越(9:25)=>肉淵登山口(10:20)
昭文社の標準コースタイムは、登り2時間20分、下り1時間40分です。
「鯛の頭」に帰りに登った時に20分を要しているので、それぞ差し引くと、ほぼ標準タイムと同じでした。
肉淵林道の終点が登山道の入り口です。2台程度停められます。
今日はGW中の営業日ですが、おそらく、今日は登山客は一人もいないでしょう。
[登山口]
鉱山が多くあった地域なので、石英が多くみられます。
お宝ですね。
沢では、サワガニがいましたよ。
そういえば、この間、料亭で食べたな。。。
とにかく水場が多く、マイナスイオンいっぱいですね。
途中、岩場を超えていきます。落ちたら死にます。
新緑がとても気持ちいです。
尾根に近付くと、アケボノツツジが見えてきましたよ。
蛾蔵越が近くなってきました。
苔むした岩々がとても良い感じです。
開けてきました。
蛾蔵越(1266m)に到着。ここまであっという間でした。
[蛾蔵越(1266m)]
ここから、アケボノツツジが見頃です。
本当にきれいですね。嫌な事も忘れますね。
山々が見えてきました。
かすんでいて、剣山は見えません。
二ッ岳名物の急峻な岩稜をよじ登っていきます。
上級コースならではのロッククライミングの面白さがありますね!
二ッ岳が見えてきました。
[アケボノツツジと二ッ岳]
しかしいい天気です。
でも午後は天気が急変する予報なので、午前中のうちに下山しようと思います。
アケボノツツジが続きます。
日が高く昇ってきました。
名物の四国中央警察署の看板が出てきました。
[ここから先は特に危険]
眼下にアケボノツツジを眺めながら、これから急登を上がります。
ハシゴも何のその。
いい感じの白骨林がありました。
鯛の頭に到着。下山時に頂上まで登ってみようと思います。
[鯛の頭]
赤星山が良く見えます。
[赤星山(左)]
ハシゴが終わったと思えば、ロープの連続。
とにかく、キツイです。70度以上あります。
小さなコルを通り過ぎて急登を越えていきます
頂上直下も、急登です。
この登りも急です。
もはや、道なのかガレ場なのか。。。意味不明な道ですね。
かろうじて、テープがあるので道は合っています。
山頂に到着。蛾蔵越から1時間。
前に登った時はしんどかったのですが、今日はなんだかとても楽であっという間に着きました。
やはり丹沢がきつかったので、それと比較してしまうのですかね。
[二ッ岳山頂]
二ッ岳山頂には三等三角点があります。
少し南に進むと、狭い尾根があり、人ひとり座れる岩があります。
そこからの景色は格別ですが、その岩の真下は断崖絶壁なので、座るにはかなり勇気いります。
素晴らしい景色。
二ッ岳には何回が登っていますが、晴れたのは今回が初めて。
いい眺めです。
[東赤石山(中央)]
座るのに勇気のいる岩に座って、24時間営業のハローズ三島店で買ったおにぎりをほおばります。
素晴らしい景色で食べるおにぎりは何でもうまい!
[平家平(右)方面]
尾根はこんな感じ。本当に狭いのです。
四国のマイナーな山だから独り占めできる幸せですね。
さて、10分程度休憩していたら、寒くなってきたので、来た道を戻ります。
いつか、行きたい、エビラ山方面。。。。
[エビラ山方面は道が不鮮明なのだそうです]
下っていくと、鯛の頭に到着。
今回、初めて鯛の頭に登ってみることにしました。
写真ではわかりづらいですが、ほぼ垂直に近い岩をロープで登っていきます。
[やばいです]
頂上に登りました。一人がやっと立てるかどうかのスペース。
切り立った岩のてっぺんです。
いやー、足がすくみます。
でも、眺めは最高。
[鯛の頭から見る土居市街]
[鯛の頭から見る赤星山方面]
[鯛の頭から見る南方面の山々]
さて、鯛の頭を堪能したので、帰ることにします。
登るよりも下る方が怖いですね。
私は高所恐怖症なのです。(なら、山登るな。。。笑)
[写真よりも垂直です]
鯛の頭、なかなか楽しい岩山でした。
さて、また、ハシゴを下っていきます。
[奈落の底に落ちそうな道]
アケボノツツジが待っています。
10年使った、靴がお亡くなりに。。
ソールが韓国メーカーHypergrip製なので、イマイチだなと思っていたのですが、やはりです。
ビブロム社製ソールが一番ですな。
ソールが剥がれないよう、慎重に下りていきます。
下りていくと、アケボノツツジが目の前に広がります。
二ッ岳を後にします。
アケボノツツジが咲き誇る、二ッ岳。
この季節に登るのは初めてですが、とてもいいですね〜。
鳥のさえずりしか聞こえない、静かな山行です。
アケボノツツジも見納めです。
蛾蔵越に到着。
[蛾蔵越 再び]
来た道を戻ります。最近周遊だったり、別の登山口に下りることが多かったので、ピストン登山は久しぶりです。
4時間程度の登山。やや物足りないですが、いいお天気にも恵まれて、気持ちよかったです。
結局、誰とも会いませんでした。。。やはり四国の山。閑散としすぎだ。
[肉淵登山口]