京都・松尾神ヶ谷町・西芳寺(苔寺) : JK徒然日記

2021年10月23日

京都・松尾神ヶ谷町・西芳寺(苔寺)

研修が終わり、事前に予約していた苔寺に行きました。
往復ハガキだと、3,000円〜、ネット予約だと4,000円で、1週間前から予約でき空きがあれば取れます。現金のみ。
なかなかの拝観料ですが、こうでもしないと予約が殺到するので、理解はできます。

おそらく来られている方は、ついでに寄る方ではなく、西芳寺に来るのが目的の方々だと思います。

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受付で予約番号と名前を告げて、お金を払います。
受付の方から西芳寺特製筆ペンをいただきます。持ち帰ることができます。

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まずは本堂にて、紙を渡され、写経をします。

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心穏やかになり、写経の意味を感じられます。

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終わると、お庭を散策する事が出来ます。
35,000平米の大きな庭です。

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このお寺は聖武天皇の詔により、行基が開いた古刹。
臨済宗のお寺で、山号は、洪陰山。

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高い湿度が生む独特の苔が魅力の回遊式庭園は見事としか言いようがありません。

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完全予約制のためか人数も少なく、ゆっくりとお庭を楽しめました。

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しかし見事です。
何度も戦乱や洪水で荒廃を繰り返しては再興した不屈の寺でもあります。

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平安時代初期には、弘法大師も往したそうです。

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鎌倉時代初期には、法然上人が再興。
1339年には後醍醐天皇、足利尊氏の帰依を受けた夢窓国師により再建され、厳しい禅の寺となりました。

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千利休の次男である千少庵が、桃山時代に開いた茶室「湘南亭」もありました。
岩倉具視が明治時代に隠静した場所でもあります。

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[湘南亭]

苔を傷つけないように丁寧に、数種類の箒で落ち葉をはきます。
落ち葉で埋もれてしまうと、苔が十分に育たないため、大事な作業とか。
このように、苔むすようになったのは江戸時代の晩年になってからです。

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ブロワーは苔の胞子などを吹き飛ばしてしまうため、使えません。

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池は黄金池(おうごんち)と呼ばれ、心の形をしています。

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[黄金池と紅葉]

苔は実に120種類に及びます。

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とくにこの苔の模様には感動しました。
これぞ、ザ、苔寺といった感じです。

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ちょうど、紅葉が始まり、素晴らしいお庭を堪能する事が出来ました。

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清水寺のような有名な寺ではありませんが、予約の難しさと相まって、一生に一度は来るべきお寺です。
ちなみに1994年に世界遺産に登録されています。
また、特別名勝でもあります。

posted by jouji117 at 14:54| 香川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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