今週末は1日だけ休み。
超快晴とあって、目覚ましかけなくても、朝3時に起きてしまう自分がいました。
小田急線、富士急湘南バスを乗り継いで、西丹沢ビジターセンターへ。
途中、丹沢湖マラソンの影響で、20分遅れでの到着です。
今日のとりあえずの目標は檜洞丸の登頂ですが、もし体調が良ければ、丹沢山系最高峰の、蛭ヶ岳まで目指したいと思います。
[今回のコースタイム] 計8時間(途中休憩10分程度を含む)
西丹沢ビジターセンター(8:50)=>檜洞丸(10:40)=>蛭ヶ岳(13:15)=>丹沢山(14:45)=>塔ノ岳(15:25)=>大倉(16:50)
標準タイムは、12時間45分なので、コースタイム倍率は63%でした。
なんとなく、コースタイム倍率80%で登山計画を立てておけば、なんとかなる感じです。
[今回のコースマップ]
●神奈川・檜洞丸(1601m) 関東百名山 快晴
檜洞丸と書いて、ひのきぼらまる と言うそうです。
なかなかの難読山名。別名は青ヶ岳。
山頂南東面から南流して玄倉川に流入する檜洞(ひのきぼら)という沢に由来しているそうです。
西丹沢ビジターセンターにはトイレがありますが、大が一つしかないので、大混雑。
あきらめて、小だけ済ませて、上ります。
途中にキャンプ場があり、多くのキャンパーでにぎわっていました。
[西丹沢ビジターセンター奥のツツジ新道登山口]
山の麓は紅葉が最後の追い上げ。
とても綺麗です。このあたりはモミジが多い。
やはり雑木林は良いですね〜。
ゴーラ沢出合が近くなりました。
大きな石積みの砂防ダムがあります。
ゴーラ沢に出ました。
[ゴーラ沢]
石灰岩でしょうか?
独特の白い石がゴロゴロしています。
[空が青いです]
[再び取り付きます]
急登が続きますが、今日はペースがとても良く、一定のペースでぐんぐん登っていきます。
[ハシゴなんかもあり]
檜洞丸まであと0.8km。
標識も充実していますね。
[徐々に尾根筋へ]
とうとう富士山を拝めることが出来ましたよ。
このあと、嫌と言うほど、富士山を見ることになるのですが、やはり素晴らしい景色ですね。
素晴らしすぎます。
徐々に平たんになり、頂上が近づいてきました。
木道が多く、植生に気を遣っているようです。
[視界が開けてきました]
灌木を抜けて頂上を目指します
相模湾も見えてきました。
伊豆大島や初島などもよく見えます。
[相模湾を一望]
檜洞丸の頂上に1時間50分で到着!
通常のペースだと、3時間40分かかるらしいです。
いくつか休憩スペースがあります。
今日はそこまで混んでいません。
[あっと言う間に檜洞丸山頂]
山頂からは蛭ヶ岳も見えてきました。
[蛭ヶ岳は遥か彼方]
●神奈川・蛭ヶ岳(1673m) 関東百名山 快晴
10分ほど休憩した後、体力ままだあまり余っているので、蛭ヶ岳を目指します。
蛭ヶ岳に登るのは初めてになります。
なんといっても、丹沢山系の最高峰です。
小田原方面が良く見えます。
しばらく行くと、青ヶ岳山荘が見えました。
西丹沢ビジターセンターで「大」が出来なかった私はここでトイレを拝借。
チップは100円です。
[青ヶ岳山荘]
山荘のお二人で、ペンキの塗りなおしをしていました。今日はいいお天気ですものね。
何度もコルを超えていきます。
微妙なアップダウンが足にくる。
蛭ヶ岳の前峰である臼ヶ岳を目指します。
ハシゴの連続。
神ノ川乗越を通過。
[神ノ川乗越]
北側の奥多摩方面も良く見えます。
臼ヶ岳に到着しました。
[臼ヶ岳山頂]
蛭ヶ岳がだいぶ近づいてきました。
[蛭ヶ岳]
休憩もそこそこに、蛭ヶ岳を目指します。
今日は日没までに下山しないといけないので、時間が無いのです。
[蛭ヶ岳を目指します]
相模湾に続く沢がとても綺麗です。
本当に綺麗ですね〜。
富士山と南アルプスもばっちりです。
しかしここからかなり高度感のある鎖場が続きます。
足がすくむところもチラホラと。
腕の力で登らず、足の力で登ります。
さきほどまでいた檜洞丸が遠くに見えます。
[檜洞丸(富士山の右隣)]
臼ヶ岳も遠くなってきました。
[臼ヶ岳(中央やや左の山塊)]
蛭ヶ岳の頂上が近づいてきました。
やはり、檜洞丸と蛭ヶ岳の間は難路だったのですね。
蛭ヶ岳山荘が見えてきました。
やはり、丹沢山塊は大きくて、蛭ヶ岳まで来るのは大変。
でも、その分、達成感もひとしおです。
標準タイムだと檜洞丸から蛭ヶ岳までは3時間30分。
私は、2時間35分でした。かなり登りで手こずりました。
[蛭ヶ岳山荘]
[蛭ヶ岳頂上]
山荘脇に、傾いた三角点があります。
でも国土地理院地図には載っていないんだよな。
西側は、東京や横浜、筑波山、千葉方面などを一望できます。
[東京方面]
今日は空気も澄んでいて、遥か、赤城山方面なども見ることが出来ました。
感動です。
[西東京方面]
本当はこの蛭ヶ岳から直接ユーシンロッジ、玄倉川方面に下る予定だったのですが、どうも道が無い。
蛭ヶ岳山荘の主人に聞くと、ここ10年くらい道が荒れ果てて、登る人は誰もいない。ましてや下るのは危険すぎるとのことでした。
ヤマケイオンラインに騙された。
予定が大幅に狂ってしまった。
ここから下って、玄倉バス停まで出て、17:30のバスに乗る予定だったのですが。。。
今から、丹沢山、塔ノ岳経由で、大倉まで出るか・・・・しかし遠すぎる。。。
でも、またここから戻って、檜洞丸まで帰るのもしんどいしなぁ。
というわけで、意を決して、丹沢山、塔ノ岳まで強行突破することにしました。
標準タイムの6割程度のコースタイム倍率なら、なんとか日没までに帰れます。
[丹沢山ははるか先]
また、上り返しをしなくてはならないのか。。。
●神奈川・丹沢山(1567.0m) 日本百名山、関東百名山 快晴
蛭ヶ岳を後にして、丹沢山を目指します。
丹沢山は今年の春に登っています。
笹原の気持ちの良い縦走路ですが、登山道が粘っこい泥で覆われていて、滑りやすくとても歩きにくいです。
このあたりを縦走する人はとても少ないです。
蛭ヶ岳バイバイ!
丹沢山への道も険しく、また高度感ある岩山をよじ登ります。
この傾斜度です。
どんどん進みます。
笹原に富士山。絵になるなぁ。
棚沢の頭に到着。
ここから、玄倉に降りられるので、すこし見てみることに。
なんか道が怪しそうだったので、引き返して、大人しく丹沢山を目指します。
[玄倉川へのルート]
途中、不動ノ峰を超えます。
不動ノ峰には、真新しい休憩小屋があります。
丹沢山はまだ先です。
さあ、もうすぐ丹沢山だ。
到着!
この蛭ヶ岳〜丹沢山の間が長く感じました。
標準タイムだと、蛭ヶ岳〜丹沢山まで、1時間30分。
私も、まったく同じタイムの1時間30分。バテましたね。
前回見られなかった、丹沢山から見る富士山です。
丹沢山には三角点があります。
●神奈川・塔ノ岳(1491m) 関東百名山 快晴
時間が無いので、休憩はせず先を急ぎます。
今回ほとんど休憩はしませんでした。
これまた、前回は見られなかった、塔ノ岳までの縦走路から見る富士山と玄倉川。
何が楽しくて行くのかって?そこに山があるからです。笑
偉大な山容を誇る、大山も見えてきました。
[大山]
だいぶ日が傾いてきました。
日高を超えていきます。
もうひと踏ん張り。
塔ノ岳を登り切ればあとは下りだけです。
私は下りよりも登りの方が楽に感じる人なのですが、今回ばかりはアップダウンが激しく、足に来ました。
もう登りはコリゴリです。
やっと塔ノ岳!
この山には今年だけで2回来ており、今回が3回目になります。
標準タイムは、丹沢山〜塔ノ岳まで1時間30分。
私は、40分。日没で焦っていたので、かなり頑張りました。
[塔ノ岳山頂]
こんなに快晴は初めてです。
[尊仏山荘]
青年に写真を撮ってと言われてパシャリ。
富士山バックだと、逆光ですね。
休む間もなく、大倉まで7kmを下りです。
いわゆるバカ尾根(大倉尾根)というやつですね。
[金冷シ]
江の島方面も良く見えます。
小田原も素晴らしい眺め。
花立山荘に到着。
そのまま、トレランのように走りながら下ります。
[花立山荘]
秦野の街並みが見えてきました。
場所によって見える景色が違っていて丹沢はバリエーション豊かですね。
[秦野市内]
どんどん下ります。
このあたりから、塔ノ岳に登っていた登山客が多くなり、たまに渋滞します。
みんなのんきに下っているけど、日没大丈夫?
[堀山の家]
このあたりは茶屋がいくつかあります。
[駒立山荘]
夕陽に照らされて、紅葉が輝きます。
いやー、素晴らしいですね。
でも見とれている暇はない。。
日没ギリギリ前の16:50に大倉バス停まで到着。
塔ノ岳〜大倉までは、標準タイムで、2時間35分。
私は1時間25分でした。
足を岩にぶち当ててしまいケガしました。。
いやー、キツかった。。
でも、素晴らしい景色を見ることが出来て充実した一日でした。
6,000kcal消費で、足もパンパン。ヒラメ筋はさらに盛り上がりました。