神奈川・丹沢主脈・主稜縦走ルート日帰り強行縦走 檜洞丸(1601m)〜蛭ヶ岳(1673m)〜大倉 : JK徒然日記

2021年11月28日

神奈川・丹沢主脈・主稜縦走ルート日帰り強行縦走 檜洞丸(1601m)〜蛭ヶ岳(1673m)〜大倉

今週末は1日だけ休み。
超快晴とあって、目覚ましかけなくても、朝3時に起きてしまう自分がいました。

小田急線、富士急湘南バスを乗り継いで、西丹沢ビジターセンターへ。
途中、丹沢湖マラソンの影響で、20分遅れでの到着です。
今日のとりあえずの目標は檜洞丸の登頂ですが、もし体調が良ければ、丹沢山系最高峰の、蛭ヶ岳まで目指したいと思います。

[今回のコースタイム] 計8時間(途中休憩10分程度を含む)
西丹沢ビジターセンター(8:50)=>檜洞丸(10:40)=>蛭ヶ岳(13:15)=>丹沢山(14:45)=>塔ノ岳(15:25)=>大倉(16:50)

標準タイムは、12時間45分なので、コースタイム倍率は63%でした。
なんとなく、コースタイム倍率80%で登山計画を立てておけば、なんとかなる感じです。

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[今回のコースマップ]


●神奈川・檜洞丸(1601m) 関東百名山 快晴

檜洞丸と書いて、ひのきぼらまる と言うそうです。
なかなかの難読山名。別名は青ヶ岳。
山頂南東面から南流して玄倉川に流入する檜洞(ひのきぼら)という沢に由来しているそうです。

西丹沢ビジターセンターにはトイレがありますが、大が一つしかないので、大混雑。
あきらめて、小だけ済ませて、上ります。

途中にキャンプ場があり、多くのキャンパーでにぎわっていました。

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[西丹沢ビジターセンター奥のツツジ新道登山口]

山の麓は紅葉が最後の追い上げ。
とても綺麗です。このあたりはモミジが多い。

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やはり雑木林は良いですね〜。

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ゴーラ沢出合が近くなりました。

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大きな石積みの砂防ダムがあります。

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ゴーラ沢に出ました。

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[ゴーラ沢]


石灰岩でしょうか?
独特の白い石がゴロゴロしています。

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[空が青いです]

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[再び取り付きます]

急登が続きますが、今日はペースがとても良く、一定のペースでぐんぐん登っていきます。

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[ハシゴなんかもあり]

檜洞丸まであと0.8km。
標識も充実していますね。

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[徐々に尾根筋へ]

とうとう富士山を拝めることが出来ましたよ。
このあと、嫌と言うほど、富士山を見ることになるのですが、やはり素晴らしい景色ですね。

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[富士山!]

素晴らしすぎます。

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徐々に平たんになり、頂上が近づいてきました。
木道が多く、植生に気を遣っているようです。

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[視界が開けてきました]

灌木を抜けて頂上を目指します

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相模湾も見えてきました。
伊豆大島や初島などもよく見えます。

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[相模湾を一望]

檜洞丸の頂上に1時間50分で到着!
通常のペースだと、3時間40分かかるらしいです。

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檜洞丸に三角点は無いようです。

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いくつか休憩スペースがあります。
今日はそこまで混んでいません。

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[あっと言う間に檜洞丸山頂]

山頂からは蛭ヶ岳も見えてきました。

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[蛭ヶ岳は遥か彼方]


●神奈川・蛭ヶ岳(1673m) 関東百名山 快晴 

10分ほど休憩した後、体力ままだあまり余っているので、蛭ヶ岳を目指します。
蛭ヶ岳に登るのは初めてになります。
なんといっても、丹沢山系の最高峰です。

小田原方面が良く見えます。

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しばらく行くと、青ヶ岳山荘が見えました。
西丹沢ビジターセンターで「大」が出来なかった私はここでトイレを拝借。
チップは100円です。

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[青ヶ岳山荘]

山荘のお二人で、ペンキの塗りなおしをしていました。今日はいいお天気ですものね。

何度もコルを超えていきます。
微妙なアップダウンが足にくる。

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蛭ヶ岳の前峰である臼ヶ岳を目指します。
ハシゴの連続。

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神ノ川乗越を通過。

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[神ノ川乗越]

北側の奥多摩方面も良く見えます。

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臼ヶ岳に到着しました。

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[臼ヶ岳山頂]

蛭ヶ岳がだいぶ近づいてきました。

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[蛭ヶ岳]

休憩もそこそこに、蛭ヶ岳を目指します。
今日は日没までに下山しないといけないので、時間が無いのです。

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[蛭ヶ岳を目指します]

相模湾に続く沢がとても綺麗です。

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本当に綺麗ですね〜。

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富士山と南アルプスもばっちりです。

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しかしここからかなり高度感のある鎖場が続きます。
足がすくむところもチラホラと。

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腕の力で登らず、足の力で登ります。

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さきほどまでいた檜洞丸が遠くに見えます。

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[檜洞丸(富士山の右隣)]

臼ヶ岳も遠くなってきました。

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[臼ヶ岳(中央やや左の山塊)]

蛭ヶ岳の頂上が近づいてきました。
やはり、檜洞丸と蛭ヶ岳の間は難路だったのですね。

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蛭ヶ岳山荘が見えてきました。
やはり、丹沢山塊は大きくて、蛭ヶ岳まで来るのは大変。
でも、その分、達成感もひとしおです。

標準タイムだと檜洞丸から蛭ヶ岳までは3時間30分。
私は、2時間35分でした。かなり登りで手こずりました。

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[蛭ヶ岳山荘]

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[蛭ヶ岳頂上]

山荘脇に、傾いた三角点があります。
でも国土地理院地図には載っていないんだよな。

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西側は、東京や横浜、筑波山、千葉方面などを一望できます。

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[東京方面]

今日は空気も澄んでいて、遥か、赤城山方面なども見ることが出来ました。
感動です。

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[西東京方面]

本当はこの蛭ヶ岳から直接ユーシンロッジ、玄倉川方面に下る予定だったのですが、どうも道が無い。
蛭ヶ岳山荘の主人に聞くと、ここ10年くらい道が荒れ果てて、登る人は誰もいない。ましてや下るのは危険すぎるとのことでした。
ヤマケイオンラインに騙された。

予定が大幅に狂ってしまった。
ここから下って、玄倉バス停まで出て、17:30のバスに乗る予定だったのですが。。。

今から、丹沢山、塔ノ岳経由で、大倉まで出るか・・・・しかし遠すぎる。。。
でも、またここから戻って、檜洞丸まで帰るのもしんどいしなぁ。
というわけで、意を決して、丹沢山、塔ノ岳まで強行突破することにしました。
標準タイムの6割程度のコースタイム倍率なら、なんとか日没までに帰れます。

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[丹沢山ははるか先]

また、上り返しをしなくてはならないのか。。。

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●神奈川・丹沢山(1567.0m) 日本百名山、関東百名山 快晴

蛭ヶ岳を後にして、丹沢山を目指します。
丹沢山は今年の春に登っています。

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笹原の気持ちの良い縦走路ですが、登山道が粘っこい泥で覆われていて、滑りやすくとても歩きにくいです。
このあたりを縦走する人はとても少ないです。

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蛭ヶ岳バイバイ!

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丹沢山への道も険しく、また高度感ある岩山をよじ登ります。

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この傾斜度です。

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どんどん進みます。

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笹原に富士山。絵になるなぁ。

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棚沢の頭に到着。
ここから、玄倉に降りられるので、すこし見てみることに。

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なんか道が怪しそうだったので、引き返して、大人しく丹沢山を目指します。

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[玄倉川へのルート]

途中、不動ノ峰を超えます。

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不動ノ峰には、真新しい休憩小屋があります。

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丹沢山はまだ先です。

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さあ、もうすぐ丹沢山だ。

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到着! 
この蛭ヶ岳〜丹沢山の間が長く感じました。

標準タイムだと、蛭ヶ岳〜丹沢山まで、1時間30分。
私も、まったく同じタイムの1時間30分。バテましたね。

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前回見られなかった、丹沢山から見る富士山です。

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丹沢山には三角点があります。


●神奈川・塔ノ岳(1491m) 関東百名山 快晴

時間が無いので、休憩はせず先を急ぎます。
今回ほとんど休憩はしませんでした。

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これまた、前回は見られなかった、塔ノ岳までの縦走路から見る富士山と玄倉川。

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何が楽しくて行くのかって?そこに山があるからです。笑
偉大な山容を誇る、大山も見えてきました。

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[大山]

だいぶ日が傾いてきました。

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日高を超えていきます。

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もうひと踏ん張り。
塔ノ岳を登り切ればあとは下りだけです。
私は下りよりも登りの方が楽に感じる人なのですが、今回ばかりはアップダウンが激しく、足に来ました。
もう登りはコリゴリです。

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やっと塔ノ岳!
この山には今年だけで2回来ており、今回が3回目になります。

標準タイムは、丹沢山〜塔ノ岳まで1時間30分。
私は、40分。日没で焦っていたので、かなり頑張りました。

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[塔ノ岳山頂]

こんなに快晴は初めてです。

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[尊仏山荘]

青年に写真を撮ってと言われてパシャリ。
富士山バックだと、逆光ですね。

休む間もなく、大倉まで7kmを下りです。
いわゆるバカ尾根(大倉尾根)というやつですね。

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[金冷シ]

江の島方面も良く見えます。

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小田原も素晴らしい眺め。

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花立山荘に到着。

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そのまま、トレランのように走りながら下ります。

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[花立山荘]

秦野の街並みが見えてきました。
場所によって見える景色が違っていて丹沢はバリエーション豊かですね。

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[秦野市内]

どんどん下ります。

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このあたりから、塔ノ岳に登っていた登山客が多くなり、たまに渋滞します。
みんなのんきに下っているけど、日没大丈夫?

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[堀山の家]

このあたりは茶屋がいくつかあります。

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[駒立山荘]

夕陽に照らされて、紅葉が輝きます。

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いやー、素晴らしいですね。
でも見とれている暇はない。。

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日没ギリギリ前の16:50に大倉バス停まで到着。

塔ノ岳〜大倉までは、標準タイムで、2時間35分。
私は1時間25分でした。

足を岩にぶち当ててしまいケガしました。。
いやー、キツかった。。

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でも、素晴らしい景色を見ることが出来て充実した一日でした。
6,000kcal消費で、足もパンパン。ヒラメ筋はさらに盛り上がりました。

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posted by jouji117 at 20:00| 香川 | Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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