芸術 : JK徒然日記

2021年07月04日

東京国立博物館・国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ

前々から行きたかった東京国立博物館。

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[上野恩賜公園 奥に東京国立博物館]

そのトーハクで開催中の聖林寺十一面観音を見に行きました。

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[東京国立博物館]

聖林寺は、奈良県桜井市にあるお寺です。

ここにある、国宝 十一面観音立像が東京で初公開されるとのことです。
予約制(1,400円)ですが、当日空きがあれば、入れます。
今日は比較的空いていました。

十一面観音立像は、木心乾漆(もくしんかんしつ)造りという奈良時代に主流だった技法で作られています。
ある程度形を作った木に麻布を巻いて漆で形を整え、優美を保ったままコストパフォーマンスに優れた技だったわけです。
この十一面観音立像は、木心乾漆造りの代表作になります。
2mを超える仏像は、思ったよりも、ずっと大きくて迫力があります。

台座の花びらの開き方も優雅で、天平文化を感じます。

これを見るためだけに東京に来ても損は無いと思いますね。

明治の「廃仏毀釈」の際に、この仏像を守るために、大御輪寺(おおみわでら)に安置されていたのを聖林寺に移仏したことがきっかけです。
手などの繊細な表現をする部分の芯には、鉄が使われていることが、CTスキャンの結果から分かったそうです。
桜井市の方面は行ったことが無いので、ぜひ行ってみたいですね。

残念ながら、この特別展は、写真撮影禁止です。

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今日はあいにくの雨の一日ですが、博物館日和でもありますよね。

ついでに、総合文化展(平常展)も見ました。本館の1F、2F、東洋館と、ちゃんと見たら、1日では足りないと思います。
禁止となっているもの以外は、写真撮影OKです。


古代の出土品から、近代の美術まで、また金工、陶器、絵画など様々な日本のお宝が展示されています。
この平常展は定期的に入れ替えているそうです。

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珍しい、猿の埴輪もありました。

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[埴輪 猿 伝茨城県行方市 大日塚古墳出土 古墳時代・6世紀]

伊能忠敬ファンの私としては、重要文化財にも指定されている、「日本沿海輿地図」を見ることができて感激でした。
細かく、アイヌの人から聞いたと思われる地名がびっしりと書かれていました。

シリベシ山の記載もありましたよ。
アイヌ語は独特の発音をするので、これをカタカナに変換するのは困難を極めたのではないかと思います。

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[伊能忠敬 日本沿海輿地図(北海道)]

昨日行った、高崎も広重が描いていました。
当時の旅人の動作が手に取るようにわかります。

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[木曽海道六拾九次之内・高崎 歌川広重筆 19世紀]

刀の展示も多く、刃の模様で様々な作品に特徴が生まれていたのですね。

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[国宝 福岡一文字助真(ふくおかいちもんじすけざね) 鎌倉時代 13世紀]

高村光雲の作品。猿が鷲を掴み、天を仰ぐ姿は本当に迫力があります。

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[老猿 高村光雲作 1893年]

この国立博物館自体が貴重な歴史的建築物になっていて、本館が昭和13年に東京帝室博物館の本館として開館したときに貴賓室も作られました。天皇陛下や皇族方の休憩所として使われたそうです。現在でもVIPの待合として利用されているそうです。

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[便殿(旧貴賓室)]

雨だったので、あいにく、庭には出られませんでした。
この庭園も今度じっくり見てみたいと思います。

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昼過ぎに行きましたが、午後3時を回ったあたりで、スタミナ切れ。
残念ながら、東洋館までは回れませんでした。
作品点数が多すぎるのが悩み。


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2021年06月09日

古代エジプト展 @ Bunkamura ザ・ミュージアム

今日は久しぶりに一日のお休みを頂戴し、見たかった古代エジプト展を見に行きました。
完全予約制で、休日だと予約で埋まってしまいなかなか見られません。

めざましテレビで、伊野尾くんがロケしていたので見に行きたくなりました。
番組内で名前が意味不明と話題になった「バァのついたタァとチャィのシャブティ」も、ありましたよ!
バァは魂のこと。死後、魂がいつでも帰ってこられるように、鳥の形をしたバァが多くモチーフにされていました。
また、シャブティは身代わりの人形のことです。

オランダ・ライデン国立古代博物館所蔵品をもとに、古代エジプト王朝の歴史の変遷をたどりながら、出土品、装飾品、パピルスに書かれた書、棺と、CTスキャンされたミイラと盛りだくさん。

特に、棺に描かれた絵は圧巻です。
棺には、フンコロガシが、描かれているのが印象的でした。
太陽と密接な関係があるそうです。

しっかり見たら、1時間20分ほどかかります。
エジプトに行った気分になれますよ。大人1,800円。

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2021年06月06日

SOMPO美術館にて、モンドリアン展 

行きたかった展覧会にやっと行くことができました。
6月に入り、やっと都内の美術館も開館することとなり、会期が今日(6/6)までと迫っていた、ピート・モンドリアン展を見に、新宿のSOMPO美術館に行きました。

もちろん予約制で、今日の昼の部のチケットを奇跡的に取ることができました。

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[SOMPO美術館]

今日は天気が悪いだろうと踏んでいたら、やはり的中。東京は日中は小雨でした。
今日山に行かなくて良かった。
自己免疫疾患も今日は酷くて、手も腫れて非常にだるかったので、晴天でも山には行けなかったのですが。。。

さて、モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念して、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点、また、国内外美術館所蔵のモンドリアン作品と関連作家作品約20点を展示しています。

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初期のハーグ派様式の風景画から、象徴主義や神智学に傾倒した時代、キュビスムの影響を受けた時代、晩年の水平垂直線と原色平面の有名な「コンポジション」まで多岐に渡る画家で、モンドリアンの歴史を順を追って鑑賞することができました。

初期の風景画では、木々を全面に出し、奥にかすかに建物を描くスタイルが多く、その土地の風景や臨場感を掻き立てます。

画家や建築家と共に、1917年に「デ・ステイル」が結成され、絵だけでなく、建築や椅子などの工芸品にも影響を与えた点もとても興味深いです。

例えば、ポスターにもなっている「大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション」(1921年 デン・ハーグ美術館)では、黒いモジュールを良く見ると、4つの四角があり、絵に奥行きがあることが分かります。

また、モンドリアンは太く黒い直線を多用していますが、この直線も絵から突き抜けるものもあれば途中で途切れているものもあります。
突き抜けている部分は、その先に広がりがあることを想像させ、また途切れている部分はそこに何らかの制限がかかっていることを表しています。

最近見た美術展の中でも5本の指に入る、素晴らしいものでした。

もちろんSOMPO美術館なので、最後には、ゴッホの「ひまわり」もありましたよ。
7つしか描かれなかった「ひまわり」の一つを、SOMPO美術館に来るといつも見られるのは良いですね。
posted by jouji117 at 19:30| 香川 | Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月16日

パナソニック汐留美術館「クールベと海」

今日は午前中、大手町、丸の内で顧客訪問の後、午後からお休みを頂戴しました。

休みを利用した理由は、ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet 1819〜1877)の展覧会「クールベと海 ─フランス近代 自然へのまなざし」がパナソニック汐留美術館で開催されいたのでこれを見に行きたかったからです。

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東京にいると、こうした美術展などが豊富にあり、週末は忙しいです。 笑

さて、クールベと言えば、19世紀フランスを代表するレアリスムの代表画壇であり、海や波をテーマとした絵がとても有名ですよね。
また、同時代を生きた画家の風景画も一同に会しています。会期は4月10日〜6月13日。大人1,000円。予約制。

クールベの故郷である、フランシュ=コンテ地方の切り立った岩山や、当時の狩猟風景や動物たちなどを最初は多く描いています。
狩猟風景などは、絶対的優位に立つ人間と獣がそれぞれ独立して描かれていて、虐げられる存在の動物が独立心のある形で描かれていて、社会派画家だった作者の思想背景を表しています。

その後、内陸にあったフランシュ=コンテ地方から、海が広がるフランス北部のノルマンディー地方に頻繁に出向くようになり、波をモチーフにした絵を多く描くようになります。

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[波(愛媛県美術館) パレットナイフで荒々しい波を表現]

当時、ノルマンディー地方は中流階級の別荘が建てられるなど、一大リゾート地でした。
対岸のイギリスの海を描いたウィリアム・ターナーの作品なども展示されていて、厳しい自然の姿を繰り返し描いています。
モネやシスレーが描いた海は、やはり趣の違う感じでとても楽しめます。

基本的に愛媛県美術館、島根県美術館、新潟県立近代美術館・万代島美術館、ポーラ美術館、茨城県近代美術館など、国内に所蔵されている作品を集めた展覧会になっていました。
日本各地の美術館に収められていて、クールベって日本で人気あるんですね。
ただ、「オルナンの埋葬」、「画家のアトリエ」など、クールベの代表作はなかったように思います。

なお、パナソニック汐留美術館では、ジョルジュ・ルオーの作品の常設展もあり、中々見ることのできないルオーの絵を楽しむことができます。




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2021年03月28日

国立近代美術館・あやしい絵展

今日のお目当ては、国立近代美術館で3/23〜5/16まで開催中の「あやしい絵展」。
大人1,800円税込とちょっとお高め。

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国立近代美術館前の桜はとても綺麗です。
ミッドセンチュリーな建物とのコントラストも素晴らしいです。

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ただ機動隊が近くにあるので、あんまり写真撮っていると職質にあうかも。

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9:30のチケットを予約していたら、待ち時間無しでスムーズに入れました。
当日チケットもあるようでしたが、長蛇の列が出来ていました。予約必須です。

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この展覧会は、写真撮影OK(一部の絵はNG)、ブログアップは自己責任(肖像権の関係で他人が映らないように気を付ける)で、という、割とルールの緩い展覧会です。

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[稲垣仲静 猫]

美しいものだけでなく、見世物的なものや、血生臭いシーンなども。

下の人形は、「生人形(いきにんぎょう)」と呼ばれるもので、幕末から明治にかけて、本物らしいリアルさで、縁日などでの見世物興行で人気でした。この人形は、織物で有名だった桐生市の日本織物株式会社が購入したものです。

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[安本亀八 白瀧姫]

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女性を描いた絵が多く、神秘的、不可思議、怪奇な絵を中心に江戸〜大正を中心に見ることができます。
グロテスクだったり、退廃的だったりと、いろいろと絵の背景となった時代模様を感じながら面白く鑑賞することができました。


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[歌川国芳 城四郎長茂空中に怪異を見る]

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[落合芳幾 東京日々新聞]

藤島武二の描く女性は目が特徴的。一発で、藤島の作品とわかります。

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[藤島武二 音楽六題]

アルフォンス・ミュシャ、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ、エドワード・バーン=ジョーンズなど、当時の日本画壇に影響を与えた西洋画家の絵も展示されていました。和と洋の融合。

なお、私の今日の一番の目的は、妖艶なミュシャの絵を見ることです。

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[アルフォンス・ミュシャ サラ・ベルナール主演 ラ・トスカ ポスター]

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[アルフォンス・ミュシャ ジスモンダ ポスター]

ミュシャのリトグラフはいつか購入したいと思っています。

そのほか、甲斐庄楠音「横櫛」、橘小夢「安珍と清姫」、秦テルヲ「血の池」など、名作ぞろいです。
甲斐庄楠音(かいのしょう ただおと)「横櫛」は、青白く透き通る肌が生々しく、しばし見入ってしまいました。

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[甲斐庄楠音 横櫛]

岡本神草(おかもとしんそう)の「拳を打てる三人の舞妓の習作」は3人の舞妓が拳遊びに興じている場面を描いています。
手のひらや顔には陰影があり、立体的です。展覧会のため、神草は制作が進んでいた中央の部分だけを切断して展覧会に出品したそうです。
舞妓と盆のまわりの隈も妙に浮き上がった感じで印象的です。

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[岡本神草 拳を打てる三人の舞妓の習作]


江戸時代に気立ての良い美人として有名だった水茶屋の娘、おせん。
そのおせんに、徳太郎は好意を寄せるが、おせんにその気は無し。

小村雪岱「おせん 傘」では、おせんは好意を寄せる徳太郎と鉢合わせ、おせんと彼女を引き留める徳太郎のやり取りに、人だかりができる中、徳太郎の知り合いの松五郎がやってきて言い合う隙に、おせんがその場をそっと抜け出すシーンを描いています。
大きな傘がひしめき合う中での、人と人との駆け引きが印象的です。

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[小村雪岱 おせん 傘]

関東大震災後の東京は、コンクリートのビルで再興され、一瞬の平和の中で、モダンガール、モダンボーイなど、自由な文化が花開いた時期です。多くの女学校もできました。
良妻賢母だけでなく、何か気だるいものを感じる、高畠華宵「少女画報 14巻号 表紙絵」は、そんな時代の女性像を描いています。

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[高畠華宵 少女画報 14巻号 表紙絵]


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2020年12月20日

山種美術館・東山魁夷と四季の日本画

今日は昨日と違って一日中快晴。
山に行くか迷いましたが、山種美術館で開催中の東山魁夷の展覧会(税込1,300円 現金のみ)を見たくなり、自由が丘駅から東急に乗って渋谷へ。

自由が丘駅まで行く途中、散りかけでしたが、奥沢神社の紅葉とイチョウのコントラストが見事でした。

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[奥沢神社]

自由が丘は人が多いですね。
コロナなどどこ吹く風、本当に人出が多いです。

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[自由が丘駅前]

そこから、広尾まで散策して、山種美術館に行きました。

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[山種美術館]

私は東山魁夷の絵が大好きなのですが、山種美術館では、あの名作「京洛四季」4点が展示されると聞き、どうしても見たくなったのです。
特に、冬の名作「年暮る」を間近で見ることができ、鳥肌が立ちました。

親交のあった、川端康成の言葉をきっかけに着手されたこの作は、古都の四季、日本人の無常のわびさびを極限まで突き詰めて表現されています。本当に素晴らしいの一言。


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また、東山魁夷を含む皇居宮殿の装飾を手掛けた日本画家に対して、山種氏がお願いして書いてもらった、皇居とはちょっとだけ趣向を変えた絵も展示されていました。

東山魁夷の「満ち来る潮」は、皇居に飾られている穏やかな海の波とは異なり、岩に打ち付ける波しぶきをプラチナ箔と金箔を使い、見事に表現されていました。




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2020年12月13日

ベルナール・ビュッフェ展

渋谷のBunkamraミュージアムで開催中の、ベルナール・ビュッフェ展を見に行きました。

渋谷へは東急が近いので、田園調布駅へ。
田園調布駅前のイチョウ並木はちょい散りかけですが、今が見頃。

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駅近くの宝来公園の紅葉もとても綺麗です。

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今日はとてもよい天気です。

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[東急 田園調布駅]

渋谷はすごい人混み。若い人が多いですね。
コロナがやばい状況ですが、GoToキャンペーンもあってか、あまり人は減らないみたいです。

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ベルナール・ビュッフェは、フランスの画家で、戦後の具象派を代表する画家の一人です。
リトグラフなら個人でも買えない金額では無いですが、最近、人気が高いのか、中々手が出ませんね。

好きだった母に先立たれ、あまり家にいなかった父に疎ましがられた過去を持つビュッフェ。
空の色が灰色だったり、皮を剥いだ動物や人の描写が多かったりと、暗い絵が多いです。

貴重な肉筆画が多いですが、作品点数はやや少なめ。入場料1,600円は高いなというのが正直な印象です。

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でも、人気画家の作品が見られて良かったです。
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2020年12月02日

キリチ ギリシャの光

ジャン=クロード・キリチ(QUILICI)のリトグラフ「ギリシャの光」を購入しました。
限定175部。

キリチらしい、群青色の地中海と、階段から駆け降りる遠近感ある代表的な構図の絵。
キリチはこのような絵を数多く描いています。

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キリチは私が最も好きな画家の一人。
マルセイユでは人気ですが、日本での人気は、カトランやカシニョール、ミロどと比べて、そこまででは無いため、リーズナブルな価格で購入できます。

また、いい絵があれば、定期的に購入していきたいと思います。



posted by jouji117 at 21:10| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

ゴッホのひまわり

誕生日プレゼントに先日、ゴッホのひまわりの絵をいただきました。
プリントですが、なかなか凝った印刷技術で高級感あります。ありがとうございます!

このひまわりは、おそらく、ゴッホの7作目ですね。
ヴィンセントという自分の名前が入った花瓶は3作目(ノイエ・ピナコテーク所蔵)、4作目(ロンドンナショナルギャラリー所蔵)、6作目(ファン・ゴッホ美術館所蔵)、7作目(フィラデルフィア美術館)にあったと思いますが、4作目は先日、国立西洋美術館に見に行きました。
また、これも先日見に行った、SOMPO美術館にある5作目は、ヴィンセントの名前が花瓶にありません。

ロートレックの絵(左)とともに。

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[ゴッホのひまわり(右)とロートレックの絵]
posted by jouji117 at 22:07| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月31日

三菱一号館美術館 開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレック展

三菱一号館美術館にて、開催中の、オディロン・ルドンと、ロートレックの展覧会が開催中でしたので行きました。
予約無しでも入れますが、予約した方がスムーズ。

私が好きなルドンとロートレック。
これは見逃せません。

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でも、税込2,000円と、かなり高額。
三菱地所さん、強気ですね。

ロートレックのアリスティド・ブリュアンを描いたリトグラフもありましたよ。
ルドンの作品は少なめ。
ただ、黒の時代と言われた、木炭を使った初期の作品は多く展示されてました。
三菱一号館美術館と同様、ルドンの作品を多く所蔵する、岐阜県美術館からの貸し出しのようです。
また、彼の代表作グラン・ブーケはありました。

これだけのロートレックの作品が一堂に会するのは、なかなか無いので、嬉しいです。

他にも、セザンヌ、モネ、セリュジエ、ボナールなど、1900年代末から2000年代初頭の印象派やナビ派の絵があり、170点余りとなかなかのボリューム。2,000円に納得。
なかなか展覧会で見ることの無い、フェリックス・ヴァロットンの木版画も印象的です。
黒田清輝、山本芳翠など日本を代表する洋画家の代表作もありました。
印象派やナビ派は、当時パリでジャポニズムが脚光を浴びていたこともあり、構図に日本の浮世絵の構図などを取り入れています。

また、通常は有料で500円前後する、解説イヤホンも、スマホにアプリをダウンロードすれば無料で聞くことができます。
個々に別にパスワードを配っていました。

見終わった後、抽選会やってました。
ハズレでしたが、残念賞でルドンのオリジナル便箋をいただきました。

また、私は展覧会に行くと、いつも必ず、絵葉書を買って帰ります。
今回は、ロートレックのアリスティド・ブリュアンにしました。

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[残念賞のルドンの付箋(右)と、ロートレックの絵葉書]


三菱一号館美術館の裏庭はいつ見ても綺麗ですね。

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posted by jouji117 at 11:31| 香川 ☀| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月09日

ピーター・ドイク展

今日は、午前休みをいただきました。

台風の影響で外は大雨。
国立近代美術館で延長開催中の、イギリスの画家 ピーター・ドイクが、日本初開催の展覧会を開いていて、今週末終了ということもあり、行ってみました。

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ちなみに、この近代美術館の建物も、美術館のロゴも、ミッドセンチュリー感出ていて、私はとても好きです。

通常、美術展は写真撮影NGですが、この展覧会は、写真撮影OKなばかりか、SNSやブログで拡散推奨だとかで、ドイクの新しい世界観がそのまま展覧会にも反映されていますね。(なお、ビデオ撮影はNG)


コンクリート・キャビンIIは、フランス北西部 ブリエ=アン=フォレにある、ル・コルビジェが建てたユニテ・ダビタシオンという集合住宅を描いています。ただ、そのまま描かず、暗い木々の奥に描かれているのですが、建物が木々の前にあるのか後ろにあるのか、錯覚を起こさせるような不思議な描き方をしています。絵の具の素材を工夫してこのような空間を作り上げているのだそうです。


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[コンクリート・キャビンII]


彼の代表作「ガストホーフ・ツァ・ムンデンタールシュペレ」も展示されていました。

ドイツのダム湖をイメージした絵で、ダムの門前に二人の人物がいて、うち左手は作者自身を表しています。
場所の特定をしない不思議な雰囲気の絵。
画面下部は、妙にこってりと描かれていて、大きく回り込む回廊と、ダム湖の奥にもさらに奥がある描き方で、非常にダイナミックな遠近感を出しています。

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[ガストホーフ・ツァ・ムンデンタールシュペレ]

彼は、1990年代の最初作は、カナダの風景を多く描きました。
湖とカヌーなどのボート、絵の構成を三つに分けて、描く様は彼の特徴的な世界です。

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[オーリンMK IV Part2]


2000年代から、後に、トリニダード・トバゴの絵を多く描くようになります。
黒人が多いこの国は、首都のポート・オブ・スペインの風景を中心に、黒人の抑圧を解放するようなそんな絵を多く描いています。

明るい色調でも、どこか暗さがあるのが、彼の絵らしいところ。
下の絵は、ポート・オブ・スペインにあるラペイルーズ墓地の壁沿いを、パラソルをさす男が歩いているのですが、彼の表情を読み取ることはできません。
小津安二郎の映画「東京物語」にあるような、極めた「静けさ」を表現したものとされています。

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[ラペイルーズの壁]

このピンポンという絵は、黒人男性が卓球に興じる絵ですが、バックのビールケースは極限まで抽象化され、卓球台と並行に、あえて直線的に描かれています。この抽象的な絵は、壁感が半端なく、しかも、この卓球の男の相手は描かれていません。
現実と仮想が織り交ざる不思議な絵です。

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[ピンポン]

ポート・オブ・スペインの雨に描かれているのは、イギリス植民地時代に作られた監獄だそうです。
建物の緑の扉には、収監されている人がいて、街には悠々とライオンが闊歩しています。
ライオンには、ユダの獅子を象徴しているとされています。
ユダの獅子はアフリカを出自に持つ人々の地位向上を目指すラスタファリ運動の象徴として運動の発祥地であるジャマイカなどカリブ海諸国で有名なんだそうです。

監獄を通して、抑圧された歴史を持つ島国のイメージを描き切っている絵です。

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[ポート・オブ・スペインの雨]


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[ペリカン(スタッグ)]


ドイクは同じ構図の絵を、別のイメージで描くこともしばしば行ってきました。
左の絵は、健康的な男が青い空、海の中で、自信たっぷりでカリプソを歌っています。
あえて、足は描いていないものの、直線的な監視台の効果もあり、しっかりと立っているイメージを確立しています。

一方、右の絵は、空がどんよりしていて、男はやや左に傾き、監視台もないため、男の足もおそらく水の中で、不安定なイメージです。
まさに対象的な絵を描くドイクならではの作品だと思います。

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[左:赤い男(カリプソを歌う) 右:水浴者(カリプソを歌う)]

ドイクは、映画のポスターも多く描きました。
単なる宣伝でなく、どこか見る者を無言で引き付ける迫力があります。

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[座頭市(北野武監督)]

台風で大雨の中、いい芸術鑑賞ができました。
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2020年09月18日

NHK交響楽団 九月公演

業務後、東京芸術劇場で開催された、N響のコンサートを楽しみました。
やはり、トップレベルの演奏は魂が震えますね。

大学生時代に、部活で、ある楽団の常任指揮者をしていた頃を思い出しました。
当時は選曲、編曲、指揮と、全て指揮者の仕事で、ただただキツかったですが、今となっては、いい思い出です。

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ただ、東京芸術劇場の椅子が私に合わず、尻が痛いのなんのって。
一時間半以上座るのは無理です。

posted by jouji117 at 21:04| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月13日

大田区立 川端龍子記念館

昨日に引き続き、午前中は仕事。

午後は、散歩がてら在宅ワーク場所から徒歩30分のところにある、川端龍子(りゅうし)記念館に足を運んでみました。

日本画壇を代表する巨匠 川端龍子が住んでいた大田区の居宅の前に美術館があります。
予約は不要で、入館料は200円税込 現金のみです。

和歌山生まれの川端龍子は、10歳の時に東京に引っ越し、洋画家を目指したものの挫折、日本画家に転向して大成しました。
戦争で息子を亡くし、病で妻を亡くしたこともあり、どことなく戦争に対する怒りを感じる作品が多く、平和を願う川端龍子のタッチを感じることができます。

川端龍子は、妻と子の供養のため、四国八十八か所巡礼も行い、その時の作品も「四国遍路」として世に出しています。

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今日は、青龍社から東方美術協会へ と題した展覧会が開催されていました。
川端龍子が立ち上げた青龍社。彼の死後、その流れを汲む東方美術協会に所属する画家たちの絵も展示されていました。

川端龍子先生の代表作「孫悟空」や「朝陽来」もしっかり展示されてました。
同じく、ダイナミックな絵を踏襲する、高頭信子(たかとう・のぶこ)さんの絵も展示されていました。


10時、11時、14時に開門する、龍子公園にも運よく入ることができました。
説明員の方も同行してくれますが、コロナのため、質問に応じる形式だそうです。

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川端龍子が絵を描いた居間なども、当時のまま展示されています。

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ダイナミックで大きな絵を描くことで有名な川端龍子は、アトリエも、描いた絵を出し入れできるように、大きなガラス戸で設計されていました。

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手の込んだ、居宅を見せていただくことができました。

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2020年09月09日

松竹 九月大歌舞伎

歌舞伎座で開催中の九月大歌舞伎を見に行きました。

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一番安い3F 3,000円席で。
演目は、鬼怒川に伝わる伝説が由来の、色彩間苅豆かさね。

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男女の色恋沙汰と、憎しみを中村幸四郎さんと市川猿之助さんが熱演していました。

歌舞伎座で見る歌舞伎は初めてでしたが、とても感動しました。
間合いや、睨み、三味線、浄瑠璃も見事。

次はもう少し近くで見たいですね。
なお、時間は正味50分なので、時間の割になかなか贅沢かもしれません。

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2020年08月13日

ベルナール・カトラン展 ポエムの色彩 画集

1994年のベルナール・カトランの画集を買いました。
安く手に入れることができました。

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掲載されているのは、肉筆画が中心です。

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2020年08月11日

ジャンクロード・キリチの画集

ジャンクロード・キリチの画集を大阪から取り寄せました。

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フランス語のみで、書かれているので、読むのに苦労しますが、ニューカレドニア滞在の時に覚えた片言フランス語で、頑張って見ていきたいと思います。

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残念ながら、私が持っているキリチの絵は掲載されてませんでしたが、楽しめますね。

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2020年08月08日

SOMPO美術館

西新宿にあるSOMPO美術館が新しく建て替えられてオープンしたので行ってみました。

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予約が必要だからか、割とすいてました。
ゆっくり見ることができます。

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ロンドンナショナルギャラリーで見た、ゴッホのひまわりと、同じ構図の別のひまわりを見ることができました。

ゴーガン、セザンヌ、ルノワールなど、一部の作品は写真撮影が可能です。

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[ポール・ゴーガンのアルル時代の代表作 アリスカンの並木道]

SOMPO美術館といえば、東郷青児。
初期のシュルレアリスムな作品から、女性を描いた中期、後期の作品まで、堪能できます。

その他、レオナール・フジタ、ユトリロなど、私が好きな画家の作品もありました。

一時間ほどで見て回れます。

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2020年08月07日

ベルナール・カトラン リトグラフII

ベルナール・カトラン(仏 Bernard Cathelin 1919-2004)の画集をゲットしました。
カトランは、抽象化した花瓶にいけた花をモチーフにした静物を描くことで有名な画家で、肉筆画はもちろん、多くのリトグラフを出しています。
絵の背景など、どこかに黒を入れるのも彼の絵の特徴ですね。

日本にも造詣が深く、俳句をテーマにした肉筆画とリトグラフ「俳諧十撰」も制作しています。
また1990年大阪万博のポスターも手掛けています。

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このリトグラフ集は1と2とあるのですが、これは2の方です。

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オリジナルリトグラフ「赤いバラとピーマン」がとじ込みで付いています。
あの有名なムルロー工房作なので、これだけで貴重なのですが、6,000部刷なので、やや多め。

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[赤いバラとピーマン]

でも、最後にカトラン本人の手書きサインとナンバーがありました。

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2020年08月03日

ジャンクロード・キリチのリトグラフ「ミコノス島」

在宅ワーク執務室用に、マルセイユの画家、ジャンクロード・キリチ(仏・Jean Claude QUILICI 1941〜)の、直筆サイン入りリトグラフ「ミコノス島」を購入しました。限定150部。

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[ジャンクロード・キリチ ミコノス島]

在宅ワークの机の上に飾りました。少し大きすぎました。。。
手前の絵は、ロートレックの絵です。

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私の好きな作家の一人ですが、なんといってもまばゆいばかりの地中海風景を、描き切る天才だと思います。
昨年行った、ボスニアヘルツェゴビナやクロアチアの景色ととても良く似ています。

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[ボスニア・ヘルツェゴビナ ネウムの街]

また、この画家の緑と青と白の使い方がとても素敵です。
緑は、イタリアで言うところのチェレステカラー(エメラルドグリーンをちょっと鮮やかにした感じ)、青は濃くやや白味がかったブルーで、白はまばゆいばかりの太陽たっぷりの白、キリチならではの風合いです。

地中海を描く画家としては、イタリアのSalvoも有名ですが、サルボよりもより複雑な色合いなのがキリチです。

マルセイユの地下鉄駅クール・ジュリアンの装飾も手掛けているそうで、ぜひ、コロナが終息したら、マルセイユに行ってみたいですね。
でも、これから最低5年はヨーロッパには行けないんだろうな。。。

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2020年07月31日

ロンドンナショナルギャラリー at 国立西洋美術館

今日は、午前中顧客Web訪問の後、午後お休みを頂戴しました。

どうしても行きたかった美術展がありまして。
そうです。国立西洋美術館で開催中の、ロンドンナショナルギャラリーです。
もちろん、予約制なので、事前にチケットをWebで購入する必要があります。

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[国立西洋美術館(建物自体も、ル・コルビジェ作で、世界遺産の一つ)]

ゴッホはひまわりを7部描いていますが、もっとも有名なロンドンナショナルギャラリーの、第4作目のひまわりを展示してあります。
ゴッホは、パリの喧噪から離れて、アルルの「黄色い家」で、当時、意気投合していた、ゴーガン(ゴーギャン)と共同生活を始めます。

その時に、ゴッホがゴーガンに贈った絵が、第4作目のひまわりです。
ゴーガンの部屋に飾ってもらう用だったそうです。
ゴッホの名前、ヴィンセントが、ひまわりの鉢にサインされています。

来週、SOMPO美術館のひまわりを見に行きますが、これは、この4作目をベースにゴッホが描いたものです。
SOMPO美術館のひまわりの方が、やや濃い色合いですが、構図は同じです。

当時、黄色は不吉な色とされていましたが、ゴッホはそれをものともせず、生き生きとひまわりを描いていますね。

その他、ロンドンナショナルギャラリーの、オランダ、スペインなど各国の名作が展示されていました。
作数が非常に少ない、フェルメールの絵もありましたよ。やはり光と影の魔術師だけのことはあります。
フェルメールの絵だけは、Webやレゾネで見ても、あまりピンと来ず、実物を見て初めて、ハッと感動しますね。



国立西洋美術館は、常設展がとても充実しています。
これだけでも見る価値はあります。



例えば、松方コレクション展でも展示されていた、モネの絵がゴロゴロ、普通に展示されています。
常設展は、あまり人がいないので、本当に心行くまでゆっくり自分のペースで鑑賞することができますね。
しかも多くの絵が、写真撮影OKです。(中には撮影禁止のものもあります)

その他、マネ、ルオー、ルノアール、セザンヌ、ピカソ、ゴッホなどの絵も多く展示されています。

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[クロード・モネ 水連]

以下もモネの水連。敵国日本の所蔵としてフランスが接収した後、最近になって見つかったもの。
半分消失していますが、モネ随一の大きさと迫力があります。
松方コレクション展で、一番の主役となった絵です。

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モネは水連だけでなく、冬景色なんかも描いています。

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現代美術の部屋では、私の好きな、ジョアン・ミロの絵も展示されていました。

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目の保養になった一日でした。 (^^)

posted by jouji117 at 21:47| 香川 ☀| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする