芸術 : JK徒然日記

2020年12月13日

ベルナール・ビュッフェ展

渋谷のBunkamraミュージアムで開催中の、ベルナール・ビュッフェ展を見に行きました。

渋谷へは東急が近いので、田園調布駅へ。
田園調布駅前のイチョウ並木はちょい散りかけですが、今が見頃。

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駅近くの宝来公園の紅葉もとても綺麗です。

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今日はとてもよい天気です。

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[東急 田園調布駅]

渋谷はすごい人混み。若い人が多いですね。
コロナがやばい状況ですが、GoToキャンペーンもあってか、あまり人は減らないみたいです。

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ベルナール・ビュッフェは、フランスの画家で、戦後の具象派を代表する画家の一人です。
リトグラフなら個人でも買えない金額では無いですが、最近、人気が高いのか、中々手が出ませんね。

好きだった母に先立たれ、あまり家にいなかった父に疎ましがられた過去を持つビュッフェ。
空の色が灰色だったり、皮を剥いだ動物や人の描写が多かったりと、暗い絵が多いです。

貴重な肉筆画が多いですが、作品点数はやや少なめ。入場料1,600円は高いなというのが正直な印象です。

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でも、人気画家の作品が見られて良かったです。
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2020年12月02日

キリチ ギリシャの光

ジャン=クロード・キリチ(QUILICI)のリトグラフ「ギリシャの光」を購入しました。
限定175部。

キリチらしい、群青色の地中海と、階段から駆け降りる遠近感ある代表的な構図の絵。
キリチはこのような絵を数多く描いています。

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キリチは私が最も好きな画家の一人。
マルセイユでは人気ですが、日本での人気は、カトランやカシニョール、ミロどと比べて、そこまででは無いため、リーズナブルな価格で購入できます。

また、いい絵があれば、定期的に購入していきたいと思います。



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2020年11月09日

ゴッホのひまわり

誕生日プレゼントに先日、ゴッホのひまわりの絵をいただきました。
プリントですが、なかなか凝った印刷技術で高級感あります。ありがとうございます!

このひまわりは、おそらく、ゴッホの7作目ですね。
ヴィンセントという自分の名前が入った花瓶は3作目(ノイエ・ピナコテーク所蔵)、4作目(ロンドンナショナルギャラリー所蔵)、6作目(ファン・ゴッホ美術館所蔵)、7作目(フィラデルフィア美術館)にあったと思いますが、4作目は先日、国立西洋美術館に見に行きました。
また、これも先日見に行った、SOMPO美術館にある5作目は、ヴィンセントの名前が花瓶にありません。

ロートレックの絵(左)とともに。

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[ゴッホのひまわり(右)とロートレックの絵]
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2020年10月31日

三菱一号館美術館 開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレック展

三菱一号館美術館にて、開催中の、オディロン・ルドンと、ロートレックの展覧会が開催中でしたので行きました。
予約無しでも入れますが、予約した方がスムーズ。

私が好きなルドンとロートレック。
これは見逃せません。

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でも、税込2,000円と、かなり高額。
三菱地所さん、強気ですね。

ロートレックのアリスティド・ブリュアンを描いたリトグラフもありましたよ。
ルドンの作品は少なめ。
ただ、黒の時代と言われた、木炭を使った初期の作品は多く展示されてました。
三菱一号館美術館と同様、ルドンの作品を多く所蔵する、岐阜県美術館からの貸し出しのようです。
また、彼の代表作グラン・ブーケはありました。

これだけのロートレックの作品が一堂に会するのは、なかなか無いので、嬉しいです。

他にも、セザンヌ、モネ、セリュジエ、ボナールなど、1900年代末から2000年代初頭の印象派やナビ派の絵があり、170点余りとなかなかのボリューム。2,000円に納得。
なかなか展覧会で見ることの無い、フェリックス・ヴァロットンの木版画も印象的です。
黒田清輝、山本芳翠など日本を代表する洋画家の代表作もありました。
印象派やナビ派は、当時パリでジャポニズムが脚光を浴びていたこともあり、構図に日本の浮世絵の構図などを取り入れています。

また、通常は有料で500円前後する、解説イヤホンも、スマホにアプリをダウンロードすれば無料で聞くことができます。
個々に別にパスワードを配っていました。

見終わった後、抽選会やってました。
ハズレでしたが、残念賞でルドンのオリジナル便箋をいただきました。

また、私は展覧会に行くと、いつも必ず、絵葉書を買って帰ります。
今回は、ロートレックのアリスティド・ブリュアンにしました。

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[残念賞のルドンの付箋(右)と、ロートレックの絵葉書]


三菱一号館美術館の裏庭はいつ見ても綺麗ですね。

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2020年10月09日

ピーター・ドイク展

今日は、午前休みをいただきました。

台風の影響で外は大雨。
国立近代美術館で延長開催中の、イギリスの画家 ピーター・ドイクが、日本初開催の展覧会を開いていて、今週末終了ということもあり、行ってみました。

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ちなみに、この近代美術館の建物も、美術館のロゴも、ミッドセンチュリー感出ていて、私はとても好きです。

通常、美術展は写真撮影NGですが、この展覧会は、写真撮影OKなばかりか、SNSやブログで拡散推奨だとかで、ドイクの新しい世界観がそのまま展覧会にも反映されていますね。(なお、ビデオ撮影はNG)


コンクリート・キャビンIIは、フランス北西部 ブリエ=アン=フォレにある、ル・コルビジェが建てたユニテ・ダビタシオンという集合住宅を描いています。ただ、そのまま描かず、暗い木々の奥に描かれているのですが、建物が木々の前にあるのか後ろにあるのか、錯覚を起こさせるような不思議な描き方をしています。絵の具の素材を工夫してこのような空間を作り上げているのだそうです。


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[コンクリート・キャビンII]


彼の代表作「ガストホーフ・ツァ・ムンデンタールシュペレ」も展示されていました。

ドイツのダム湖をイメージした絵で、ダムの門前に二人の人物がいて、うち左手は作者自身を表しています。
場所の特定をしない不思議な雰囲気の絵。
画面下部は、妙にこってりと描かれていて、大きく回り込む回廊と、ダム湖の奥にもさらに奥がある描き方で、非常にダイナミックな遠近感を出しています。

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[ガストホーフ・ツァ・ムンデンタールシュペレ]

彼は、1990年代の最初作は、カナダの風景を多く描きました。
湖とカヌーなどのボート、絵の構成を三つに分けて、描く様は彼の特徴的な世界です。

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[オーリンMK IV Part2]


2000年代から、後に、トリニダード・トバゴの絵を多く描くようになります。
黒人が多いこの国は、首都のポート・オブ・スペインの風景を中心に、黒人の抑圧を解放するようなそんな絵を多く描いています。

明るい色調でも、どこか暗さがあるのが、彼の絵らしいところ。
下の絵は、ポート・オブ・スペインにあるラペイルーズ墓地の壁沿いを、パラソルをさす男が歩いているのですが、彼の表情を読み取ることはできません。
小津安二郎の映画「東京物語」にあるような、極めた「静けさ」を表現したものとされています。

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[ラペイルーズの壁]

このピンポンという絵は、黒人男性が卓球に興じる絵ですが、バックのビールケースは極限まで抽象化され、卓球台と並行に、あえて直線的に描かれています。この抽象的な絵は、壁感が半端なく、しかも、この卓球の男の相手は描かれていません。
現実と仮想が織り交ざる不思議な絵です。

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[ピンポン]

ポート・オブ・スペインの雨に描かれているのは、イギリス植民地時代に作られた監獄だそうです。
建物の緑の扉には、収監されている人がいて、街には悠々とライオンが闊歩しています。
ライオンには、ユダの獅子を象徴しているとされています。
ユダの獅子はアフリカを出自に持つ人々の地位向上を目指すラスタファリ運動の象徴として運動の発祥地であるジャマイカなどカリブ海諸国で有名なんだそうです。

監獄を通して、抑圧された歴史を持つ島国のイメージを描き切っている絵です。

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[ポート・オブ・スペインの雨]


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[ペリカン(スタッグ)]


ドイクは同じ構図の絵を、別のイメージで描くこともしばしば行ってきました。
左の絵は、健康的な男が青い空、海の中で、自信たっぷりでカリプソを歌っています。
あえて、足は描いていないものの、直線的な監視台の効果もあり、しっかりと立っているイメージを確立しています。

一方、右の絵は、空がどんよりしていて、男はやや左に傾き、監視台もないため、男の足もおそらく水の中で、不安定なイメージです。
まさに対象的な絵を描くドイクならではの作品だと思います。

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[左:赤い男(カリプソを歌う) 右:水浴者(カリプソを歌う)]

ドイクは、映画のポスターも多く描きました。
単なる宣伝でなく、どこか見る者を無言で引き付ける迫力があります。

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[座頭市(北野武監督)]

台風で大雨の中、いい芸術鑑賞ができました。
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2020年09月18日

NHK交響楽団 九月公演

業務後、東京芸術劇場で開催された、N響のコンサートを楽しみました。
やはり、トップレベルの演奏は魂が震えますね。

大学生時代に、部活で、ある楽団の常任指揮者をしていた頃を思い出しました。
当時は選曲、編曲、指揮と、全て指揮者の仕事で、ただただキツかったですが、今となっては、いい思い出です。

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ただ、東京芸術劇場の椅子が私に合わず、尻が痛いのなんのって。
一時間半以上座るのは無理です。

posted by jouji117 at 21:04| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月13日

大田区立 川端龍子記念館

昨日に引き続き、午前中は仕事。

午後は、散歩がてら在宅ワーク場所から徒歩30分のところにある、川端龍子(りゅうし)記念館に足を運んでみました。

日本画壇を代表する巨匠 川端龍子が住んでいた大田区の居宅の前に美術館があります。
予約は不要で、入館料は200円税込 現金のみです。

和歌山生まれの川端龍子は、10歳の時に東京に引っ越し、洋画家を目指したものの挫折、日本画家に転向して大成しました。
戦争で息子を亡くし、病で妻を亡くしたこともあり、どことなく戦争に対する怒りを感じる作品が多く、平和を願う川端龍子のタッチを感じることができます。

川端龍子は、妻と子の供養のため、四国八十八か所巡礼も行い、その時の作品も「四国遍路」として世に出しています。

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今日は、青龍社から東方美術協会へ と題した展覧会が開催されていました。
川端龍子が立ち上げた青龍社。彼の死後、その流れを汲む東方美術協会に所属する画家たちの絵も展示されていました。

川端龍子先生の代表作「孫悟空」や「朝陽来」もしっかり展示されてました。
同じく、ダイナミックな絵を踏襲する、高頭信子(たかとう・のぶこ)さんの絵も展示されていました。


10時、11時、14時に開門する、龍子公園にも運よく入ることができました。
説明員の方も同行してくれますが、コロナのため、質問に応じる形式だそうです。

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川端龍子が絵を描いた居間なども、当時のまま展示されています。

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ダイナミックで大きな絵を描くことで有名な川端龍子は、アトリエも、描いた絵を出し入れできるように、大きなガラス戸で設計されていました。

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手の込んだ、居宅を見せていただくことができました。

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posted by jouji117 at 15:34| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月09日

松竹 九月大歌舞伎

歌舞伎座で開催中の九月大歌舞伎を見に行きました。

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一番安い3F 3,000円席で。
演目は、鬼怒川に伝わる伝説が由来の、色彩間苅豆かさね。

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男女の色恋沙汰と、憎しみを中村幸四郎さんと市川猿之助さんが熱演していました。

歌舞伎座で見る歌舞伎は初めてでしたが、とても感動しました。
間合いや、睨み、三味線、浄瑠璃も見事。

次はもう少し近くで見たいですね。
なお、時間は正味50分なので、時間の割になかなか贅沢かもしれません。

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posted by jouji117 at 14:44| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月13日

ベルナール・カトラン展 ポエムの色彩 画集

1994年のベルナール・カトランの画集を買いました。
安く手に入れることができました。

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掲載されているのは、肉筆画が中心です。

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posted by jouji117 at 20:00| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月11日

ジャンクロード・キリチの画集

ジャンクロード・キリチの画集を大阪から取り寄せました。

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フランス語のみで、書かれているので、読むのに苦労しますが、ニューカレドニア滞在の時に覚えた片言フランス語で、頑張って見ていきたいと思います。

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残念ながら、私が持っているキリチの絵は掲載されてませんでしたが、楽しめますね。

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posted by jouji117 at 19:00| 香川 ☁| Comment(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月08日

SOMPO美術館

西新宿にあるSOMPO美術館が新しく建て替えられてオープンしたので行ってみました。

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予約が必要だからか、割とすいてました。
ゆっくり見ることができます。

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ロンドンナショナルギャラリーで見た、ゴッホのひまわりと、同じ構図の別のひまわりを見ることができました。

ゴーガン、セザンヌ、ルノワールなど、一部の作品は写真撮影が可能です。

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[ポール・ゴーガンのアルル時代の代表作 アリスカンの並木道]

SOMPO美術館といえば、東郷青児。
初期のシュルレアリスムな作品から、女性を描いた中期、後期の作品まで、堪能できます。

その他、レオナール・フジタ、ユトリロなど、私が好きな画家の作品もありました。

一時間ほどで見て回れます。

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2020年08月07日

ベルナール・カトラン リトグラフII

ベルナール・カトラン(仏 Bernard Cathelin 1919-2004)の画集をゲットしました。
カトランは、抽象化した花瓶にいけた花をモチーフにした静物を描くことで有名な画家で、肉筆画はもちろん、多くのリトグラフを出しています。
絵の背景など、どこかに黒を入れるのも彼の絵の特徴ですね。

日本にも造詣が深く、俳句をテーマにした肉筆画とリトグラフ「俳諧十撰」も制作しています。
また1990年大阪万博のポスターも手掛けています。

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このリトグラフ集は1と2とあるのですが、これは2の方です。

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オリジナルリトグラフ「赤いバラとピーマン」がとじ込みで付いています。
あの有名なムルロー工房作なので、これだけで貴重なのですが、6,000部刷なので、やや多め。

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[赤いバラとピーマン]

でも、最後にカトラン本人の手書きサインとナンバーがありました。

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2020年08月03日

ジャンクロード・キリチのリトグラフ「ミコノス島」

在宅ワーク執務室用に、マルセイユの画家、ジャンクロード・キリチ(仏・Jean Claude QUILICI 1941〜)の、直筆サイン入りリトグラフ「ミコノス島」を購入しました。限定150部。

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[ジャンクロード・キリチ ミコノス島]

在宅ワークの机の上に飾りました。少し大きすぎました。。。
手前の絵は、ロートレックの絵です。

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私の好きな作家の一人ですが、なんといってもまばゆいばかりの地中海風景を、描き切る天才だと思います。
昨年行った、ボスニアヘルツェゴビナやクロアチアの景色ととても良く似ています。

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[ボスニア・ヘルツェゴビナ ネウムの街]

また、この画家の緑と青と白の使い方がとても素敵です。
緑は、イタリアで言うところのチェレステカラー(エメラルドグリーンをちょっと鮮やかにした感じ)、青は濃くやや白味がかったブルーで、白はまばゆいばかりの太陽たっぷりの白、キリチならではの風合いです。

地中海を描く画家としては、イタリアのSalvoも有名ですが、サルボよりもより複雑な色合いなのがキリチです。

マルセイユの地下鉄駅クール・ジュリアンの装飾も手掛けているそうで、ぜひ、コロナが終息したら、マルセイユに行ってみたいですね。
でも、これから最低5年はヨーロッパには行けないんだろうな。。。

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2020年07月31日

ロンドンナショナルギャラリー at 国立西洋美術館

今日は、午前中顧客Web訪問の後、午後お休みを頂戴しました。

どうしても行きたかった美術展がありまして。
そうです。国立西洋美術館で開催中の、ロンドンナショナルギャラリーです。
もちろん、予約制なので、事前にチケットをWebで購入する必要があります。

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[国立西洋美術館(建物自体も、ル・コルビジェ作で、世界遺産の一つ)]

ゴッホはひまわりを7部描いていますが、もっとも有名なロンドンナショナルギャラリーの、第4作目のひまわりを展示してあります。
ゴッホは、パリの喧噪から離れて、アルルの「黄色い家」で、当時、意気投合していた、ゴーガン(ゴーギャン)と共同生活を始めます。

その時に、ゴッホがゴーガンに贈った絵が、第4作目のひまわりです。
ゴーガンの部屋に飾ってもらう用だったそうです。
ゴッホの名前、ヴィンセントが、ひまわりの鉢にサインされています。

来週、SOMPO美術館のひまわりを見に行きますが、これは、この4作目をベースにゴッホが描いたものです。
SOMPO美術館のひまわりの方が、やや濃い色合いですが、構図は同じです。

当時、黄色は不吉な色とされていましたが、ゴッホはそれをものともせず、生き生きとひまわりを描いていますね。

その他、ロンドンナショナルギャラリーの、オランダ、スペインなど各国の名作が展示されていました。
作数が非常に少ない、フェルメールの絵もありましたよ。やはり光と影の魔術師だけのことはあります。
フェルメールの絵だけは、Webやレゾネで見ても、あまりピンと来ず、実物を見て初めて、ハッと感動しますね。



国立西洋美術館は、常設展がとても充実しています。
これだけでも見る価値はあります。



例えば、松方コレクション展でも展示されていた、モネの絵がゴロゴロ、普通に展示されています。
常設展は、あまり人がいないので、本当に心行くまでゆっくり自分のペースで鑑賞することができますね。
しかも多くの絵が、写真撮影OKです。(中には撮影禁止のものもあります)

その他、マネ、ルオー、ルノアール、セザンヌ、ピカソ、ゴッホなどの絵も多く展示されています。

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[クロード・モネ 水連]

以下もモネの水連。敵国日本の所蔵としてフランスが接収した後、最近になって見つかったもの。
半分消失していますが、モネ随一の大きさと迫力があります。
松方コレクション展で、一番の主役となった絵です。

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モネは水連だけでなく、冬景色なんかも描いています。

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現代美術の部屋では、私の好きな、ジョアン・ミロの絵も展示されていました。

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目の保養になった一日でした。 (^^)

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2020年07月17日

森アーツセーターギャラリー おいしい浮世絵展

今日はお休みをいただき、六本木ヒルズの森アーツセーターギャラリーで開催中の、おいしい浮世絵展を見に行きました。
予約制のため、当日ふらっと行っても入ることはできません。
事前にオンラインチケットを購入する必要があります。

葛飾北斎や歌川豊国など、名浮世絵師が描く、江戸時代の食文化を紹介。

どの絵も、非常に面白く、発見が多いです。

江戸時代には潮干狩りの場所に、蕎麦屋まで屋台が出ていたのですね。

じっくり見ると、2時間半はかかります。

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コロナで、どの美術館も入場制限かけたり、事前予約制を取っていたりしますが、かえって良かったと思います。
本当に好きな人が、じっくり絵を楽しめる、そんな時代が到来しましたね。

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2020年07月13日

ロートレックのレゾネを入手

昨日、神保町・夏目書店で、ロートレックのカタログレゾネをゲット。
ついでに、300円で売っていた、2004年のピカソ展の画集も買いました。

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ロートレックのレゾネの中に、私の部屋にある絵も掲載されていました。

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しばらく、暇がつぶせそうです。

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2020年07月11日

岡本太郎記念館

林試の森、目黒不動尊、南青山の岡本太郎記念館まで散策しました。

林試の森は、多くのランナーが走っていました。

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都内とは思えない山の中にいるような気分になります。

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岡本太郎記念館はネット割で550円。

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シルクスクリーンやリトグラフなどの版画が多く、肉筆画が少ないのが残念。

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予約制ではなく、気軽に入れるのが良いです。
人もまばらでほぼ貸切で見ることが出来ました。

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2020年06月16日

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック シャンソンシリーズ Le Fou

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa、仏 1864 - 1901)の、「14のシャンソンのためのオリジナルリトグラフ集」のうち、1つのリトグラフ Le fou(きちがい)を購入しました。

この版画が、1895年ジュベール出版のためにロートレックが制作したもので、ロートレックの死後、しばらくしてから版元の地下室で原版が見つかり、1978年に、由緒あるムルロー版画工房で限定450部制作されたアフターリトグラフの一つです。
その後、版は抹消されパリ国立図書館版画室に寄贈されたそうです。

ロートレックは、ゴッホと並ぶ19世紀後半に輝いた、画家、版画家、イラストレーターです。
画家の多くが敬遠していた、数多くのポスターを描いた人物としても知られています。
貴族の出でしたが、遺伝的理由により、途中から足が成長しなくなり、非常にいびつな体系になってしまいました。
その中、酒におぼれ、風俗街で退廃的な毎日を送っていたロートレックは、絵に目覚め、さまざまな風俗画を残しています。
日本美術の影響を強く受けた画家でもありました。

日本だと、三菱一号美術館がロートレックの絵を多く所蔵しています。
また、ロートレック展があれば見に行きたいですね。

この作品は、シャンソン歌手のポスターです。
当時有名だったバスーン奏者のDésiré Dihauが曲を、Jean Richepinが歌詞を提供していると記されています。

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2020年05月26日

ジル・ゴリチ 「ボーバロンに向かって」

とても安く購入出来ました。

ジル・ゴリチ(フランス Gilles Gorriti 1939-2019)のリトグラフ「ボーバロンに向かって」 限定175部です。
直筆サイン、エディションナンバーあり。

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フランスの巨匠、ポール・アイズピリの長男で、サロン・ドートンヌ会員。
具象と抽象を融合させた「半具象」という新たな作風で知られる画家です。
確かにどことなく幻想的。

ボーバロン(Beau Vallon)の風景は、父 アイズピリも描いています。
行ったことないけど、綺麗なんでしょうね。

ただ、ちょっと大きすぎた。。。重すぎた。。。 
家の壁の強度が足りず、飾れない。。。

というわけで、ちょっとだけ壁に工事。
なんとか飾れました。


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部屋の狭さに不相応なデカさです。 笑

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2020年05月24日

ジャン=ピエール・カシニョール 「乳母車 (LE LANDAU)」

カシニョールのリトグラフを購入。
ジャン=ピエール・カシニョール(フランス Jean-Pierre Cassigneul 1935-)は、女性をアンニュイに描くことにおいては、随一の画家です。特に帽子をかぶった女性画で有名です。
本作品は、カシニョール本人から、ある画商に贈られたリトグラフのため、エディションナンバーはありませんが、カシニョール直筆サイン入り。
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