昨日の本島に続き、今日は直島に行って、瀬戸内国際芸術祭を堪能することにしました。
昨夜、高松港総合案内所まで出向いて、やっとパスポートをゲットしました。
冊子になっていて、行ったところでハンコをもらう仕組みですね。
いろいろな施設が割引になる・・・って、よく見たら、レオマワールド入場券が500円引きになるやん!
この間いったやん! くそー。
塩飽勤番所跡も団体料金になったやん!
でも、受付してくれた方に「パスポートで安くならんの?」って聞いたら、対象外って言ってたけどなぁ。
意味不明。どのみち、本島行った時はパスポートではなく「引換券」しか持ってなかったので無意味だったけどね。
ちなみに、トリエンナーレとはイタリア語で、3年に1度開催って意味だそうです。
知らんかった。。
[パスポート]
高松港近くの、パスポート持参者特別駐車場(無料)に車を停めて、直島行の船に乗り込みます。
行き当たりばったりだったので、フェリーはかなり先まで来ず、高速艇の方に乗ります。
[高松港]
乗るのはこの船ですね。綺麗な船です。
船内はこんな感じ。
港から離れていきます。
直島に到着しました。レンタサイクルは予約でいっぱい。
歩くのも大変なので、バスに乗り本村(ほんむら)地区まで向かうことにました。1乗車あたり、大人100円、小人50円。
常にバスは満員です。今日はすいているって話だったのになぁ。
まず最初の作品は、妹島和世さんの作品で、na09直島港ターミナル。
13個の球体が特徴的な作品で、この球はFRPで作られています。
中は待合の休憩所になっているのですが、この日は暑かったので、やや温室状態でした。。。
本村のランドマークですね。
[na09 直島港ターミナル]
この後、高原城址まで登りに行きました。
[高原城址]
戦国時代の遺跡のようです。
城跡からは、瀬戸内海が一望できます!
さらに先に歩くと、また作品が。
na12-B 家プロジェクト 護王神社 です。杉本博司さんの作品。
神社の階段がガラスのようなものでできています。でも神社でガラスはどうかな。
[na12-B 家プロジェクト 護王神社]
でも、きれいですね。
しかし、どうやらこの作品の魅力はこの下にある石室だったようです。
見逃した〜。ちゃんと勉強してからくればよかった。
山から下りて、本村地区を散策します。
民家にもちょっとしたアートがあって、楽しいです。
[民家の壁面アート]
作品はまとまったエリアにあるので、効率的に回ることができます。
次は、na11-B 家プロジェクト 角屋です。宮島達男さんの作品。
撮影禁止で写真は無いですが、家の中に入ると、Sea of Time ’98という、水を張った中に、デジタルLEDが無数に輝く空間があります。
[na11-B 家プロジェクト 角屋]
角屋を出ると、漁具を使ったおしゃれなアートもありました。
町中、いたるところがアートになっています。
次に、na10-B ANDO MUSEUMへ。
ベネッセ関連の建物を中心に島と密接なかかわりのある安藤忠雄さんの美術館です。外観は古い民家の姿を残していますが、中はコンクリートの空間が広がり、安藤さんの空間を感じます。
[na10-B ANDO MUSEUM]
入るところにはガラスのオブジェが。
八幡神社の横を通ります。
鳥居が立派です。
また、この神社の階段が素晴らしいです。
次に、na13-B 家プロジェクト 南寺へ。安藤忠雄さんによる木造建築です。
中には、ジェームズ・タレルさんの作品「Backside of the Moon」が展示されています。
ジェームズ・タレルさんの作品は、地中美術館でも展示されています。
2時間待ちだったので、整理券を配布されていました。
見るのを断念。外観だけ楽しみます。
後からWebを検索したら、真っ暗闇の中で5分ほどするとぼんやりと窓が見えてくる、そんな空間なんだとか。
やはりみときゃ良かったかな。3年後、リトライだ。
[na13-B 家プロジェクト 南寺]
目の前は公園になっています。トイレもあります。
のどが渇いたので、三菱マテリアル生協 本村店へ。
やはり三菱マテリアルの企業城下町だけのことはありますね。
高松市内の2〜3割増しの料金で売られていました。
やはり島内の物価は船で運ぶ分、やや高めのようです。
この作品は、na08 直島ホール。三分一博志さんの作品。
直島町の文化ホールで多目的な利用に使われているそうです。
[na08 直島ホール]
近くの民家の塀もとてもおしゃれですね。
次に、na14-B 家プロジェクト 碁会所。
須田悦弘さんの作品。撮影禁止で写真はありませんが、畳に椿がちりばめられた作品です。
下の写真はその家の庭。
[na14-B 家プロジェクト 碁会所]
ランチは、本村地区の「あいすなお」へ。
マクロビオテック的な体にやさしいランチです。
10:55に行って、えらい並んでいるな、と思ってそのままその列の最後尾にくっついたら、運よくそのまま入れました。
ただ、店内は満席で、テラス席でいただきました。
かえってテラス席の方が、風が心地よく、おいしいランチをいただけました。
特に、玄米と、粕汁風味のお味噌汁は美味しかったです。
次に、na07-B 家プロジェクト The Naoshima Plan 水 2019。
三分一博志さんの作品。この作品が一番印象的でした。
全体的に、三分一博志さんの作品は私は好きですね。
古民家と砂浜のような水辺の競演。
[na07-B 家プロジェクト The Naoshima Plan 水 2019]
さて、本村の中心部を少し離れて、家プロジェクト 石橋 に向かいます。
堀の石垣も歴史を感じさせますね。
このあたりは、歴史を感じる街並みが残されています。
民家の庭もきれいに整っています。
本村地区で、最後の作品は、na15-B 家プロジェクト 石橋。
千住博さんの作品。
製塩業を営んでいた旧家を改装したそうです。
撮影禁止ですが、家の中で、石の橋があります。
[na15-B 家プロジェクト 石橋]
道のちょっとした橋も石でできていました。
あ、もう一軒ありました。
これは、na16-B 家プロジェクト はいしゃ。
大竹伸朗さんの作品。
元々、歯医者だった家を廃材でアートしたもの。
中には、おどろくものがありました。
[na16-B 家プロジェクト はいしゃ]
このあと、ベネッセゾーンに行きました。
ベネッセゾーンは無料のシャトルバスが出ています。
時間があったので、na20-B 李禹煥美術館に行ってみました。
現代アートの李禹煥の世界観を、安藤忠雄設計の建物で表現しています。
[na20-B 李禹煥美術館]
基本的に、安藤さんの作品は、コンクリート打ちっぱなしのカクカクした窓の無い建物、ということですな。
そしてお待ちかねの、地中美術館。
事前にオンライン予約が必要です。私の予約時間は14:15でした。
事前にチケットセンターで、チケットに交換して、少し歩いたところに美術館があります。
歩く際の沿道の花々が楽しいです。
安藤忠雄設計の建物を地中に埋設しており、クロード・モネ、ジェームズ・タレルそしてウォルター・デ・マリアの作品を見ることができます。詳しくは言いませんが、なかなか驚きの作品もありましたよ。特にタレルの作品は、見る(体験する)価値はあります。
モネの絵は、モネの最晩年の作品で、抽象度が進みすぎた時期の作品なので、好みが分かれるところです。
私は、この時期のモネは、あまり好きな作風ではありません。
[na21-B 地中美術館]
わざとなのか、何なのかわかりませんが、目と鼻の先にある、宮浦に直通で行くバスは無く、反対方向にぐるっと、つつじ荘、本村経由で宮浦まで戻る大川バスか、ベネッセの無料シャトルバスでつつじ荘まで行って、そこからバスに乗り換えて、本村経由で宮浦に戻るしか無いようです。
もしくは徒歩だと宮浦まで30分。なんだかなぁ。
行きに見逃した、黄色いかぼちゃが気になったので、無料のベネッセシャトルバスでつつじ荘まで戻ってきました。
浜辺がきれいです。
ここに、さきほど言った、草間彌生さんの黄色いかぼちゃがあります。
写真撮影で列が。。。
みんななんとなく雰囲気を察知しながら、列に並んで、インスタ用にいろいろポーズ決めながら、次の列に並んでいる人に頼んで写真撮ってもらう的なルールが、自然発生的に確立していました 笑
ベネッセのホテル前にはたくさんのアートがありました。
このホテル、3万円くらいするらしい。
3万円あったら、私ならバックパックでS7航空に乗って、ロシアのウラジオストクで、ボルシチ食べながらぶらぶらするなぁ。
これは、猫ということでよろしいでしょうか。
これは蛇?ラクダ?
バスで宮浦(みやのうら)まで戻ってきました。
ここから高松行きのフェリーまたは高速船が出ています。
フェリー待合所も作品です。妹島和世さん+西沢立衛さん/SANAAによる設計。
[na02 道の駅 なおしま]
直島を代表する、草間彌生さんの赤いかぼちゃです。
中で遊ぶこともできます。夜は光るらしいです。
[na01 赤いかぼちゃ]
かぼちゃの近くにも作品がありました。
na03 BUNRAKU PUPPET。ジョゼ・デ・ギマランイスさんの作品です。
夜になると証明がついて違った顔を見せるそうですが、残念ながらフェリーの時間まで待てませんでした。
[na03 BUNRAKU PUPPET]
港周辺には作品が多く集まっています。
na04 直島パヴィリオンもその一つ。藤本壮介さんの作品で、中で自由に遊べるようになっています。
列を作ってみんな待っていたのですが、中の女性がひたすら、バエバエモードで出てきやがらない。空気嫁。
まぁそんなに興味無かったので、その場を去りました。
[na04 直島パヴィリオン]
少し入ったところにある、na05-B 直島銭湯「I♥湯」。
大竹伸朗さんの作品で、実際に銭湯に入ることができます(別途料金必要)
[na05-B 直島銭湯「I♥湯」]
高松港まで帰ってきました。
12,000歩。バスを使いましたが、結構歩きましたね。
[高松港に到着]
駅前の居酒屋、ラーメン屋をハシゴしてから帰宅しました。
専用駐車場は20時でしまるので、それまでに出さないといけません。
[瀬戸内国際芸術祭の事務局]
多くの作品を見られて、瀬戸芸を身近に感じることができました。
しかし、空いているといわれていたGW最終日でも、直島は、すごい人・人・人。経済効果あるんですね。
特に外国人が多いです。中国人(本土)の方は少なく、香港やシンガポール(シングリッシュを話していたので)、欧米系の白人が多いです。
みんな遠くから、この島にわざわざ・・・・
[高松駅前]
最後に、瀬戸芸って結構ハマる人にはハマるかも。。
いい船旅・島旅になりました。